日本中世の国家と宗教

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (559ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000016063

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  • 日本中世の研究を牽引した「権門体制論」や「顕密体制論」「中世身分論」をはじめとした氏の代表的論文を所収。なかでも「権門体制論」は大きな反響を巻き起こし、いまなお賛同・反論を問わず議論の対象となる研究史上の大きな柱である。日本史研究史に偉大な足跡を残す理論である。ふと、最近は一般書レベルで反「権門体制論」同盟!との抗争が激化している気が・・・。(笑)
    高校教科書までの世界とはまったく違った日本中世のイメージに目からウロコが落ちた思いをしたものでした。
    個人的には「顕密体制論」に受けた驚きの方が大きかった。(笑)
    日本中世の仕組みをダイナミックに構成し、国家像をしめした一書。

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著者プロフィール

1926年富山県に生まれる。1948年京都大学文学部史学科卒業。1960年神戸大学教育学部助教授を経たのち、大阪大学教授、大谷大学教授を歴任。1993年歿。著書に『蒙古襲来』(中央公論社、1965年)、『荘園制社会』(社会評論社、1967年)、『日本中世の国家と宗教』(岩波書店、1975年)、『寺社勢力―もうひとつの中世社会』(岩波新書、1980年)、『日本中世の社会と宗教』(岩波書店、1990年)、『黒田俊雄著作集』全8巻(法藏館、1994~95年)など多数。

「1995年 『黒田俊雄著作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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