人間のための経済学: 開発と貧困を考える

著者 :
  • 岩波書店
3.14
  • (1)
  • (2)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 39
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000017633

作品紹介・あらすじ

1990年ごろを境に、開発経済学は大きく変わりつつある。それまでの近代化論に代わり、経済発展、開発の主要目的は人間そのものにあり、人間の開発は人間の選択能力の拡大にあるとする、人間/民衆中心型発展の考え方が登場し、影響力を強めている。本書では、文化と発展、地域発展、参加型発展を重視する内発的発展論の展開を検討し、社会構造と経済の動きの関係を追求する構造学派の諸理論を解明、社会・人間開発に関する分析を行なう。さらに、経済学の基本パラダイムとしての豊かさ・貧しさの概念転換の過程を検証する。1990年代に著者が公にした経済発展、経済開発に関する論考の集大成。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • レギュラシオン理論は有意義。また、本書の内容は高校の開発教育(ガンディーなど)にも資料として提供し、生徒に考えてもらった好著である。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

西川 潤
1936年生まれ。
早稲田大学名誉教授。学術博士。
専攻:国際経済学、開発経済学。
主著『人間のための経済学――開発と貧困を考える』(岩波書店、2000年)、『グローバル化を超えて――脱成長期 日本の選択』(日本経済新聞出版社、2011年)、『新・世界経済入門』(岩波新書、2014年)、共編著『連帯経済――グローバリゼーションへの対案』(明石書店、22007年)、『開発を問い直す――転換する世界と日本の国際協力』(日本評論社、2011年)など。

「2017年 『共生主義宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西川潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×