子どもの本の森へ

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  • 岩波書店 (1998年2月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000029131

子どもの本の森への感想・レビュー・書評

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  • 対談物を読むのがあまり好きじゃない。けど、
    自由というのは、失敗する自由、間違う自由。(長田弘)
    こんなん読まな損やで、こんなおもしろい本。(河合隼雄)

  • これは何度か書いてきたことだけれど、私自身は子供のころあまり本は読まなかった。本格的に読み出したのは高校生になってから。それも、物語ではなく、物理学者の伝記物なんかが多かった。児童文学に興味を持ち出したのは自分の子どもができてから。といっても、本書で紹介されている本の中で読んだことがあるのは「ゲド戦記」(ル・グィン)と「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)だけ。ケストナーとかピアスとかカニグズバーグとか早く読んでみたい。ところで児童文学を書ける日本の作家は少ないんだなと感じました。その中で、やはり宮沢賢治はすごいのだとあらためて思いました。絵本では「はらぺこあおむし」(カール)と「かいじゅうたちのいるところ」(センダック)が我が家にもあります。もううちの子供も絵本を必要としなくなってきていますが、大人が読んでも楽しい絵本はいっぱいありますね。島田ゆかさんの絵本だけは出るたびに買っています。本当に楽しい。

  • 興味深い指摘は多いが、論が深まっていかない、もどかしさを感じた。

    ・大人と子どもの違いは、子どもは窓を乗り越えて出入りできる人間。大人はもう窓を乗り越えない。それで大人は失敗した時、「なんでこんなバカなことをした」って言う。
    ・いちばん自分のことを分かってくれていて、いちばん親しいと思っている人の裏切りが、大人になるために必用。
    ・人は秘密を持つことで自分の個を発見する。秘密は隠すものでなく、見出すもの。
    ・動物と友達になるというのはさわることの回復。さわること、触れることによってイヤされる。恋愛もさわること。手をつなぐ。キスをする。セックスをする。触れる行為。触れ合いというのは本来汚れ、におい、その他が全部入っている。
    ・誰か一人の具体的内人物に話しかけるとか書くとかいうのは、すごく迫力がある。
    ・絵本の物語は子守歌ではない。文ではなく絵だから。
    ・どんな絵本でも、絵本のテーマは結局、時間。
    ・いろいろどう変わっても朝があり昼があり夜があり、青虫は蝶になる。世界にはそういう変わらないものがあり、そこに大切なものがあるというのを、絵本は語りかける。
    ・アメリカでは絵本は生活の一部。日本は贅沢品。
    ・オリジナリティではなく、リサイクル。採話。
    ・大人も子どもに負けぬように、もう少し悩み続けてもいいのではないか。解答をすぐに求めない。
    ・居場所がないのではなく、逃げ場所がない。
    ・子どもに対する圧力はすごい。それが善意に基づいているから、よけい恐ろしい。
    ・すべからず、と言ったら厳しそうだが、それ以外はなにをやってもいい。すべし、はしんどい。
    ・自ら面白いと思う力をおたがいのあいだに、オープンに育むことで、子どもの本は人間の原型的な経験をつくってきた。

  • 河合隼雄さんのやさしい語り口が好きです。
    以前、村上春樹と対談していた本もよかったなぁー。

    ここに紹介されている絵本や児童書は、
    けっこう有名で誰もが知ってるものが多かったので
    わたしも読んでいる本が何冊もありましたが、
    改めてもう一度読み返してみたくなりました。

  • いろいろと読みたくなる本がたくさんあった。子どもの頃に読んだ本もいくつかあって、懐かしかった。
    大人だからこそ児童書は読むべきだと強く共感。

  • 臨床心理学者と詩人の二人が子どもの本について語る対談本。終始子どもの本は面白いというスタンスで語られているのが印象的であり嬉しく思う。そう、子どもの本は読むと賢くなる、読むと心豊かになる、読むと自立神経が安定する、そんな効能を求めて読むものじゃないんですよね。
    途中から子どもと社会、子どもの居場所という問題に話題が移るが、これも関心ある話なので興味深く読みました。

  • 長田さんと河合さん。わたしの大好きな二人がわたしの大好きな子どもの本について話す。ま、森について聞くよりも、自分で実際に入っていくほうが何倍も楽しいが。24 Apr 2007

  • 読み逃した本がいっぱいだ。今からでも遅くないかしら。

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