kaizenさんの感想
2011年9月27日
本書が出た頃、社会物理というミニコミを出していたことがあります。 経済学部での卒業研究は、社会学的な方法を取ったため、教授の不評を買いましたが、 自分ではコントや本著のような、広いものの見方を土台に敷くことが大事だと思います。 広い概念なので、妥当性が不確かなこともあるかもしれません。 具体的に検討すると、実情は全く逆の方向かもしれません。 仮説としての社会学という視点では有益ではないでしょうか。
清水幾太郎 一九〇七(明治四〇)年、東京生まれ。社会学者。東京帝国大学文学部社会学科卒業。文学博士。二十世紀研究所所長などを経て、学習院大学教授、清水研究室主宰。主な著書に『愛国心』『流言蜚語』などのほか、『清水幾太郎著作集』がある。訳書にヴェーバー『社会学の根本概念』、カー『歴史とは何か』などがある。八八(昭和六三)年没。 「2022年 『日本語の技術 私の文章作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」