- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000039291
感想・レビュー・書評
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-内容- ローマ人への手紙、コリント人への第一の手紙、コリント人への第二の手紙、ガラテヤ人への手紙、フィリピ人への手紙、テサロニケ人への第一の手紙、フィレモンへの手紙
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信仰義認や神への隷従、弱さこそ力であることなど、パウロの信仰論はときに逆説的でありながら徹底的で、キリスト者のみならずあらゆる信仰者を奮い立たせるような深みと力強さを持っている。一伝導者の手紙であって聖典として書かれたものではないが、驚くべき密度の思想であり、パウロの書簡を聖典に組み入れた初期キリスト者の判断は極めて適切だ。
以下メモ
◎ローマ
・律法ではなく信仰によってのみ義とされる
・「キリストを着なさい」
◎コリントⅠ
・奴隷として召された者は自由人であり、自由人もキリストの奴隷である。
・泣く者は泣かないかのように、喜ぶものは喜ばないかのようにしなさい。
・結婚は罪ではないが、独身でいる者はいかに主に喜ばれるかをの心遣いに専念できる。
・愛がなければ無であり、愛こそが最も偉大である。
◎コリントⅡ
・「文字は殺し、霊は生かす」
・見ることができるものではなく、見ることができないものに目を注げ。
・(信仰者は)知られない者であると同時に認められた者であり、死んでいる者であると同時に生きている者であり、何も持たない者であると同時に全てを持っている者である。
・私が高ぶらないように肉の中に棘が与えられた。
・力は弱さにおいて完全となる。私が弱い時、私は強い。
◎ガラテヤ
・もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちで生きている
・ユダヤ人もギリシア人もなく、男も女もなく、キリスト者はイエス・キリストにおいて一人である。
・霊によって歩みなさい。肉の欲するところは霊に反し、霊の欲するところは肉に反する
◎フィリピ
・「恐れとおののきをもって、おのれ自信の救いを獲得しなさい」
・キリスト以外の全てのものは損失であり、屑である。