万葉集を読む (岩波セミナーブックス 72)

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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000042420

感想・レビュー・書評

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  • 万葉集の魅力がわかりやすい上品な言葉で語られている。
    東歌と都の歌の差異・共通点の所も面白かったし、挽歌の種類や変遷も興味深かった。
    佐々木氏が支持する解釈の理由を、もう少し突っ込んで知りたいと思った部分もあった。
    歌垣が、男女の通婚圏の拡大の場であった、ということも面白い。
    また、相聞歌がベースになり形を変え、時には挽歌になり、時には非恋愛の親愛の思いを代弁する、という気持ちの置き換えのようなものも、面白かった。
    万葉集の豊かさの一端を垣間見れた。

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著者プロフィール

昭和13年、東京都生まれ。歌人・国文学者。早稲田大学名誉教授。「心の花」主宰。雑誌「文芸」編集長をつとめたのち、早稲田大学政経学部で長く教鞭をとる。歌集に『百年の船』(平17 角川書店)、『ムーンウォーク』(平23 ながらみ書房)、評論集に『柿本人麻呂ノート』(昭57 青土社)など多数。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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