ワルラス経済学入門: 純粋経済学要論を読む (岩波セミナーブックス 15)
- 岩波書店 (1985年6月28日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000048859
感想・レビュー・書評
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同じシリーズの宇沢の「ケインズ一般理論を読む」は原著の解説となっていたが、本書はワルラスの純粋経済学要論の解説というよりは、根岸によるワルラス後の一般均衡理論の発展の概説。勿論面白い。
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絶版なのが惜しまれる。
図書館で借りて読んだが、ワルラスの一般均衡理論について、これ以上ないくらい、わかりやすく解説している。1983年に岩波が主催したセミナーの書き起こしたもの。
ワルラスひとりにとどまらず、「限界革命」を担ったジェボンズとその後継のエッジワ-ス、メンガーの学説も理解しやすい。とくに均衡の存在や、その安定性の説明は秀逸。
また、ケインズをはじめとする非ワルラス的な考え方なども参考になる。
新自由主義の大元である新古典派の、最初期の考えを知るには最高の一冊かもしれない。 -
新古典派経済学の始祖の一人ともいえるレオン・ワルラスの思想をさまざまな学説との比較を交えつつ、わかりやすく説明している。
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