生きものの流儀

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著者 : 日高敏隆
  • 岩波書店 (2007年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000050562

生きものの流儀の感想・レビュー・書評

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  • 1999年から、滋賀県で237名の地域プロデューサーを輩出した「おうみ未来塾」の初代塾長にして動物行動学者の日高敏隆さん。その日高さんが、何を見て、どう感じ、私達に何を伝えようとしてきたのか、知りたい一心で本書を読んだ。

    その中で特に印象に残った一節に次のようなものがある。

      生物多様性というとき重要なのは、種の多様性ではなくて
     「生きる論理」の多様性であると思う。
      いかなる生物も何らかの形で栄養を取りこまねば、生きてゆ
     くことも子孫を残してゆくこともできない。
      われわれ人間も含めて、生物である以上そのことには何の
     変わりもないが、そのやり方は千差万別であった。それが生
     きるための戦略というか、生きる論理、ロジックの多様性で
     ある。

    生き物を分け隔てなく愛した日高さんは、どの生物が優れているといった優劣で見ることはしなかった。あくまで異なる性質を持った一生懸命生きている姿を愛した。区別はしても差別はしない人だった。

    人間もいろいろな人がいるし、多様性のあるコミュニティは免疫力が高いとか、クリエイティブだとか言われるが、単に性質の異なる人同士が集団を形成するという表面的なものではなく、個々の内面にある「生きる論理」が尊重され、その論理が活かされてこそ、結果的にそうなるのかもしれない。
    逆に、コミュニティが多様な人で構成されていても、それぞれの「生きる論理」が居場所を失えば、多様性の持つ価値が十分に発揮できない。

    多様性というと外面に目を奪われがちだが、まちづくりにおいても、多様性の内面に潜む個々の「生きる論理」を忘れてはいけないと思う。

  • 人と他の生物では、同じ環境で生きているといっても感覚器の構造がかなり違います。
    例えば、モンシロチョウは紫外線を感知できます。
    ただし赤色を感知できないので、人と同じ世界を見ているわけではありません。
    どのような光景が見えているのかは、想像もつきません。
    人と他の生物の大きな違いは、人は思考することができるようになったということです。
    そのために死という概念を知ることができました。
    他の動物は、恐怖とか痛みから逃れるという行動はしても死という概念はありません。
    死の存在を知ったことにより人は、死ぬという恐怖から逃れるために死後の世界などを考え、宗教をつくりだしました。
    死の存在は、人に人生の意味を考えさせます。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11810159107.html

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