- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000057974
作品紹介・あらすじ
子どもへの教育は、何でも早ければ早いほどよいのか?大人の脳細胞は死滅していくだけで、学習には遅すぎるのか?著者のサラ・ブレイクモアは、行為と自己意識に関する脳内メカニズムについて、ウタ・フリスは、他者の行為や表情から、その意図や心的状態を推測する機能について研究している。「認知神経科学」という新しい分野の第一線で活躍する二人が、最新知見から早期教育や生涯学習に関して「本当のこと」を明かす。
感想・レビュー・書評
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教育、学習について、脳みそのしくみから解説している。
いろいろと「あおり」が横行する分野なので、わかっていることを慎重に説明する、という手際が好ましい。しかし、なんだか読んでいることがアタマに残らない……。悪い本じゃないし、良心的だが、そのぶん刺激に乏しいのが原因なのか。総花的、というところも一因か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は、外国語習得、算数•数学の学習過程など非常に教育者にはためになる情報満載です。少し古いですが、脳だけでない学習理論の知見もあり『考える学習』の復習になると思います。
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脳の学習機能についての解説書である。
かなり詳しく丁寧に書かれている分、子育て・教育の参考にするには、じっくり読む必要がある。
※手っ取り早くなら、久保田 競先生の著書「ばかはなおせる」のうほうが読みやすい。
--覚書
・10カ月児くらいまではRとLの(ネイティブ)音を区別できる。
・5カ月児でも1+1=2を何らかの形で理解している。
・からだの右側に伝わった情報は脳の左側で処理される。(またはその逆)
・脳の左半球は言語・計算処理をできるが、右半球はできず見積もり程度である。
・左脳型(論理・分析・優位・正確)や右脳型(創造・直観・感情・主観)というのはあくまで「もののたとえ」であり、実際は脳梁(両半球をつなぐ)に係る全脳型である。 -
図書館所蔵【491.371BL】