見えざる宇宙のかたち――ひも理論に秘められた次元の幾何学

  • 岩波書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000060431

作品紹介・あらすじ

家禽業者になりかけた中国の少年ヤウは、一か八かで数学に賭けた。強くひかれた幾何学への道は、"宇宙の形"へとつながっていた…。いまや宇宙論には欠かせない「カラビ=ヤウ多様体」の生みの親であるフィールズ賞受賞者シン=トゥン・ヤウが、自らの数奇な半生と「見えざる」次元の幾何学への熱い想いを、多数の図版と平易な解説とともに語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 結構ガチ目の書籍である。

    トポロジーとひも理論を平易な言葉で説明してくれているが内容は高度である。とは言え、3次元でわかりやすい?例を出して説明してくれているのでイメージはちょっとできる。

    超一流の数学者がこのような一般人向けの書籍を書いてくれるなんて素晴らしい。

  • 150704 中央図書館
    ひも理論に登場する「カラビ=ヤウ多様体」に関する一般的な解説を、著者みずから詳細に行っている。トポロジーの用語が、これでもかと出てくるが、なんとなく読んでいくと、さもわかったような気分になる(かもしれない)。
    現代理論物理学は、数学(位相幾何学)の進歩に、その推進力の多くを負っているらしい。

  • カラビ=ヤウ多様体について、ヤウさんが語る。数式は出てこないが、多様体に関する数学的概念の連続で、全く付いて行けずに途中で挫折した。図書館ではけっこう予約が入っていたのがびっくりだ。

  • 数式はほとんど出てはこないが、内容をそれなりに理解するのには『現代数学への招待:多様体とは何か』くらいの多様体、微積分と『はじめてのトポロジー』くらいのトポロジーの知識は持っておいた方がいいと思う。というか、それらを読んでいなかったらまったく書いてあることがイメージできなかったところがいくつかあった。

  • 20120623honto

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