直観でわかる微分積分

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000062459

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすくて面白い。特に筆者の経験に基づいた躓き箇所と持論展開(暴走?)が「そうそう」と共感でき、すんなり腑に落ちる。

    さっと目を通すと数式と関数グラフが盛り沢山に見えるが、順を追っていけば難なく理解できる。付録の「経済変動」や「人の一生」はなかなか。

    王道の説明方法なので、他の初心者向け微分積分解説本と比べると多少ひねりには欠けるが、良い本だと思う。

  • 微分積分の概念をすっかり忘れていたので読み始めたら、むしろ、なぜ高校時代につまづいたか、理由がわかりました。

  • 微分積分を復習するのにちょうど良い。微分積分のそもそもの部分を理解しないままに、常微分方程式や偏微分方程式を勉強するのは危険だと思ったので、3時間ほどでサラッと読んだ。

  • 微分・積分が発見されていなければ成立しなかった現代の技術。

    学校で習っているので、微分・積分をすることはできるけれど、概念がイマイチよくわからない。
    微分は線の傾き?積分は面積??

    そんな疑問を図を用いて分かりやすく解明してくれました。

  • 購入日:20110318

  • 本学非常勤特任教授畑村先生著書です。

  • 失敗学の畑村先生がこのような著書を書いていることを最近知ったので図書館で借りてみました。
    すっかり微分も積分を忘れた人には直感で理解するのは難しいかと。
    けれども学校で習った時よりかは説明が(著者独自の解釈もあるが)わかりやすくなっている。
    サイモン・シンに同じテーマで書いてほしいかなぁ。

  • 目次
    まえがき
     微分・積分,ヤな気分
     わからない人の言い分
     わからない人たちの共通項
     本書の想定読者

    短冊に切り分ける
    微分・積分の考え方
     全体は部分から成り立つ
     「微分」の意味
     積分は簡単にはできない 
     短冊で微分を考える
     微分と積分を結び付ける

    関数とは「箱」である
    微分・積分で知っておくべき関数
     カンスウって何だ?
     イコールには3つの意味がある
     微分・積分で知っておくべき関数

    図と式は等価である
    グラフと式で見る微分・積分
     微分・積分の動作を描く 
     図で見る微分・積分
     式で見る微分・積分
     積分の定義に従って愚直に計算する
     図と数式の等価性
     図で式の意味を理解する

    時間軸を入れる
    微分方程式
     解いてこそ微分方程式
     よく出くわす微分方程式
     「微分方程式を解く」ということ
     微分方程式はなぜ生まれたか
     ニュートンの慧眼
     全体は部分に宿る
     時間軸を入れる

    おもな関数の微分を愚直に計算する

    積の微分法と部分積分法

    経済変動はなぜ起こる?

    人の一生と微分積分


    積の微分法、部分積分法が分かってよかった。
    経済変動についても微分積分にて説明されておられた。残念ながら完全に理解できなかったが、経済学で微分積分を使う理由が分かったような気がする。微分積分についてもう少し知りたい。

  • 前作、「直観でわかる数学」を読んだ上で購入した。
    依然、「数学なんてキライだし、わからない」と思っている人に向いているかどうかはわからない。
    しかしながら、数学が好きで、微分積分についてある程度(高校レベルで十分)やった人が、「微分積分とは結局どういうものだったんだろう」と少しでも思ったことがあるならば、是非とも本書をオススメする。

    本書では微分積分について教科書や参考書では考えもしなかったさまざまな視点を提供してくれる。
    特に歴史的な観点は興味深く、やはり当時微分積分法を発明した偉大な人物たちの視点にたって考えてみることは、曖昧だった理解をすっきり明快にしてくれるのである。

    また今回は付録が非常に面白く、ここだけでも一読の価値がある。

  • 付録-3と-4は、面白かったが、他は、ちょっと・・・

  • 畑村洋太郎先生の『直観でわかる数学』シリーズ最新刊。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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