ファインマン語録

制作 : ミシェル・ファインマン 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000063234

作品紹介・あらすじ

既成概念にとらわれず、オリジナリティあふれるアイデアで物理学を変革したリチャード・ファインマン。その型破りな行動とユーモアたっぷりの発言で、専門家だけでなく、世界中の多くの人びとから愛された。彼がのこした1000ちかくの言葉を27のテーマ別に収録。ときにはシニカルなフレーズも実は人間味あふれて温かい。読めば読むほどますますファインマンのことが好きになる。

感想・レビュー・書評

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  • この本を選んだ目的

    ファイマンの本が読んでみたくて

    この本から新しく学んだ知識感想

    ―あまり重要ではない細部や無意識なものを、ついつい受け入れてしまわないよう努力するのは非常に大切なこと。
     細部にこだわって大事を逸する間違いを避けるため、知恵と技というものがなくてはなりません。
     でなければ考えなくてはならないことが多すぎて、人間の小さな頭では集中できなくなるから。

    ―「僕の好きなのはこれで、こっちが嫌いだ」というふうに僕は決して考えません。むしろ、「これはこういうものだ。こっちはそうではない」をどう考えですから
     僕が好きであろうが嫌いであろうが、それが僕の考えだしたことでそんなことは実際にはどうでもいいわけです。

    ―みんなと同じ方向に進むものならすごく大勢の人を抜かなくちゃ先に出られませんからね。

    ―そのように深く自然に興味を持っている君は、全く運が良い。自然が君の思ったよりずっと、複雑で難解に感じられたとしても、自然はそれについて学べば学ぶほど、ある意味で君の想像よりもっと単純で美しいのだ。

    ー何かを学ぼうという時、自分自身で興味を持てることを選ぶ方が簡単だし、はるかにいい勉強になる。
     あれこれ自分で作ってみたくなるような問題や、話には聞いたがよくわからないこととか、あるいはもっとよく調べてみたい何かそれについて行ってみたいと思うようなことなど、自分で興味を持つ問題を見つけ出す。
     これこそが何かを学ぶ時の最良の方法。

    ―ただ書き写してはだめだ。何を言っているのかによく耳を済ましたまえ。でなければそれが終わった後、何も理解していないことになる。

    ―何も理解しないまま、ただたくさんの本を読んだり暗記したりするのはあまりにも安易すぎる。

  • ファインマン先生の話はとても面白いのに、語録の形にしてしまうと途端に輝きがなくなるのはなぜだろう。

  • 請求記号 289/F 23

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著者プロフィール

1918-1988。ニューヨーク市に生まれる。1939年マサチューセッツ工科大学卒業。プリンストン大学大学院に学び、1942年博士号を取得。その後、原爆開発のマンハッタン計画に参加。1945‐50年コーネル大学助教授。1950年以後はカリフォルニア工科大学教授。1965年、量子電気力学の構成の業績で、シュヴィンガー、朝永振一郎と共にノーベル物理学賞を受賞。学部学生向けの教科書「ファインマン物理学」シリーズ(岩波書店)や、『ファインマン 統計力学』(シュプリンガー・ジャパン)をはじめとする独創的で魅力溢れる物理学書は世界中で読まれている。『物理法則はいかにして発見されたか』(ダイヤモンド社、のち岩波現代文庫)、『光と物質のふしぎな理論──私の量子電磁力学』『ご冗談でしょう、ファインマンさん──ノーベル賞物理学者の自伝』(いずれも岩波書店)などの著作も多くの読者に親しまれている。

「2017年 『量子力学と経路積分[新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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