- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000065153
作品紹介・あらすじ
図書館とは、書籍の集積を通して世界のすべてを理解し、知的に所有したいという人間の深い欲求から生まれたものである。電子図書館はこのような人間の欲求をマルチメディアとネットワークの技術を利用し、かつてない高度なレベルで実現しようとする試みである。いまや、地球表面はくまなくネットワークでおおわれ、地球規模の超大規模ハイパーテキストが作られつつある。ネットワーク化された書籍によって、人間の知的活動はどのように変わっていくだろうか。電子図書館研究の第一人者が研究の現状と将来の展望を語る。
感想・レビュー・書評
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☆ぜひに作ってほしい。電子図書館。
岩波情報科学辞典 ハイパーテキスト詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国会図書館の館長を務めた著者が、インターネットとマルチメディアを利用した、新しい図書館の姿とその役割について論じています。
人文系の学問を学んだ者としては、やや技術決定論的な論調にも取れる部分が気になったり、もう少し理念的な観点から図書館の方向性を論じてほしいという気もするのですが、むろん技術によって解決されるような問題は、解決に向けての道を進めてもらいたいところです。 -
ここに出てくる電子書籍を見る機器やネットで公開されていることは、ほぼこの20年で実現したともいえる。コンピュータの世界で20年は、ほぼ永遠に近いくらいの時間だから。
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勉強になりました。