- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000066846
作品紹介・あらすじ
化学の大きな目的の一つは、望んでいるはたらきをもった物質を合成することです。反応の過程でいらない物質ができてしまったり、思わぬところからすばらしい物質ができたりと、なかなか思いどおりにならないのが合成です。戦略を立て、さまざまな反応を駆使して、簡単な物質から、薬や天然物などの複雑な化合物を合成するプロセスを紹介します。
感想・レビュー・書評
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150221中央図書館
有機合成化学は、ターゲットを高収率かつローコストで、なおかつ有害な副生物をなるべく出さず、可能であれば少ないステップで、さらに言えば、実プラントへの構成に際しても、うまくフローが流れるかなど、複雑な要素がからみあう、総合エンジニアリングの世界である、らしい。
キニーネですら、十分複雑な物質であり、これを、たとえばベンゼンからどうやって持っていくのか、こういうことがスムーズに詰将棋のように見えるようになれれば・・・いや、そのために勉強する・・ということを、子供に教えたいために手に取った。 -
[ 内容 ]
化学の大きな目的の一つは、望んでいるはたらきをもった物質を合成することです。
反応の過程でいらない物質ができてしまったり、思わぬところからすばらしい物質ができたりと、なかなか思いどおりにならないのが合成です。
戦略を立て、さまざまな反応を駆使して、簡単な物質から、薬や天然物などの複雑な化合物を合成するプロセスを紹介します。
[ 目次 ]
1 ものつくりの始まり(ものつくりは魔女や錬金術師から始まった;ソーダとカリ ほか)
2 薬をつくる(何が薬になるだろうか;「腎臓の助けを借りずに…」 ほか)
3 簡単な原料から始めよう(反応を逆にたどる;反応を合成の立場から分類する ほか)
4 炭素と炭素をつなげる(反応しやすい炭素原子;電荷を持つ炭素原子の反応 ほか)
5 むずかしい目標にいどむ(まず腕試し;手頃なトレーニング ほか)
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