吾輩は猫である (ワイド版岩波文庫 215)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072151

感想・レビュー・書評

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  • 20210508
    6月20日目指していまから読みます。

    20210606
    泥棒がはいって、役立たずとされたところまで。まだ道のりながし。289pくらいまで。
    20200613
    読了。

    猫の最期は覚えてた。
    もちがはにつまったとこと、ネズミをとろうとしたところ。吾輩が客観的に自己をみているところ。
    私は猫であるではいけない。

    漢文朝で温毒するといいらしいと、途中きいた。なかなか進まない。

  • 登場人物が個性的で、それぞれの考え方や話語りが面白く、それが会話する場面はリズミカルで面白い。猫の視点によって一つの出来事が、後からこう繋がるのかというところもあって、構成としても面白かった。価値観については、なるほどと考えさせられるところもあった。

  • いい加減読むか、と思って初めて読みました。
    うん、確かにこれは面白い。
    雑談が楽しいなっていうのはその通りで、そして最後……、いやあ、最後そうなるということは知ってたんですけど、思いの外辛くなった……。

  • ガキの頃、はじめて読んだ文庫本が猫でした。冒頭と末尾だけが強く印象に残っている。でも内容はほとんど記憶になく面白いと思わなかったというイメージだけが残っている。
    それから幾星霜、数十年ぶりの再読だったが、印象は変わらず。文体こそ当時の基準からすれば画期的であっただろうと想像するが、その内容は明治人の日常をコミカルに描いた冗長な作品でしかない。今ならさしずめラノベレベルと言えよう。やはり漱石は2つの三部作とエッセイにつきる。

  • 終わりのオチがとても呆気無い。悲しくなるくらい。
    そのくらい日常とは突然終わるものなのだろう。
    本作品から得られるのは、何気ない日常から見る時代風刺や世俗的な生き方への批評など、当時の時代背景から語られるヨモヤマ話は、現代と何も変わっていないことだろう。今読んでも全く古臭くないのはそのためで、むしろ本作品からこれからの日本らしさを考えるのも有りだと思う。

  • 猫の吾輩が,主人の苦沙弥先生ほか,変人達を描写する。
    衝撃のラスト。

    普段は毒舌家なのに
    ときどき猫らしい行動をとる吾輩がかわいい。

  • 熊本などを舞台とした作品です。

  • 思わず息を呑むほど、観察力と表現力が凄い!

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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