- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000072809
感想・レビュー・書評
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夏目漱石の『夢十夜』を読み返しました。
続けて2回、読みました。
「こんな夢をみた。」という書き出しの、
超短編小説を10個集めた作品です。
3ページから4ページの、ごく短い作品ばかりです。
短いけれど、どれも、「永遠」を感じさせます。
「夢」を語るふりをして、漱石は、
日常にぽっかりと穴を開けてみせた。
穴の向こうに、永遠が見える。
そして、さりげない手つきで、小さな器に、
その永遠を閉じ込めた。
わたくしは子どものころから、この作品の中毒です。
いまや偏愛の対象です。
漱石の長い作品は読まなくなっても、
『夢十夜』だけはずっと、読み返すだろうなと思います。
掌編小説を書く、後輩(わたくし)から見ると、
ヘタクソだけど、偉大な作品というか、
わざと、ヘタクソに書いている凄みを感じます。
(2008年12月26日)
また、読み返しています。
(2012年11月7日)
読み終えました。
(2012年11月25日)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一夜 第七夜 第八夜 第十夜
「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それからまた出るでしょう、そうしてまた沈むでしょう。――赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、――あなた、待っていられますか」
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第一夜がやっぱりすき
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父の本。後ろの注釈に最後まで気づかなかった!気をつけて下さい。笑・夢十夜ショートショートなので細切れな移動時間にぴったりでした。・文鳥文鳥大好きなので、いちいち相槌打ちたくなりました。ほんとに千代千代鳴いてて可愛いですよねv・永日小品『人間』で、御作さんが「でも、あれは、もう暮に、美いちゃんの所へ着て行ったんですもの」と言っているのをみて、いつの女の人も変わらないなと思いました。
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一夜が本当にキレイ。
情景が目に浮かびます。