科学の社会化シンドローム (岩波科学ライブラリー 131)

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  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000074711

作品紹介・あらすじ

ヒトクローン胚からのES細胞ねつ造事件が韓国社会をゆるがした。日本でも、国立大学や一流研究所における論文ねつ造・データ改ざんの疑惑、研究費の不正運用が、世間を騒がし科学システムを脅かす。社会からの要請を前に、科学は病的症状を現すかに見える。科学は今後、どのようにあるべきか。問題の根源から考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 捏造・改ざん、説明責任

  • 科学システムのサイドでは研究開発活動の推進に加え、必要とする資源を社会から引き出すことが課題になっている。研究開発には、必要とされる資源を得なくてはならないが、祖の遼はすでに社会が供給できるものの限界に迫りつつある。
    科学システムにおける専門化による分化は科学の清張とともに進展してきた、新しい知識は専門のレベルで懸賞され、妥当だと認知されたものが、公共の場に持ち出され蓄積される。
    今後の社会や経済の発展のためにも科学技術をベースとするイノベーションは欠かせないと考えられている。

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著者プロフィール

1938年大阪府生まれ。大阪府立高津高等学校,京都大学大学院工学研究科を経て,工業技術院電子技術総合研究所・京都大学大学院理学研究科・同志社大学ヒューマンセキュリティ研究センターに勤務。

「2019年 『陶芸で多面体――フラーレン,ナノチューブ,トポロジー――』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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