- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000077132
感想・レビュー・書評
-
私の中で最強の電磁気学入門書がこれなのだが、ファインマン物理学には致命的な弱点がある。それはテスト前に読んでもあまり役に立たないということだ<br>
特にこのIII巻で顕著なのだが、基本的に電磁気学は理解して欲しいこととテスト問題に出しやすい部分というのがどうしても上手くマッチしない。帯電した導体球から距離r離れた場所の電場E(r)を求めよ、とかおそらく世界中で出されていると思うが、これはガウスの法則の式さえ知ってりゃそれこそただの計算問題なのである(Maxwell方程式の変形もしかり)。普通、テストではこの類の問題が出されるので、その計算テクニックを競う学問となりがちなのだ(偏見かなぁ?)<br>
最初にこの本を読んでいると「ファインマン先生はなんてまわりくどいんだ」と思うだろう。しかし読み終えた頃には電磁気学の基礎がきっちりと形作られた自分に気が付き、落雷とはどうして起こるのかを人に説明したくてたまらなくなるに違いない。たぶん。<br>
そんなわけで、大学生の場合は、講義+演習書で色々な場合の計算の仕方を学びつつ、ファインマンIII巻を副読本的に読むのが一番効率的かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
力学の巻から量子力学や相対性理論を導入するなど,独自の体系で進む物理学の古典である。多くの場合で教科書としては適さないが,既習者が副読本として再確認するには良い本だろう。
-
3360円購入2010-06-04
-
真剣に電磁気学をやったのは初めてかもしれないが、またもや深遠なところまで学習することができた。ベクトル解析についてもだいぶ習熟できたような感じがする。今回はネットで類似のモデルを解説しているものも参考にしながら、理解を深めた。一箇所だけ143頁の下から4行目の数0.383が1/3になるところがどうしても示せなかった。
-
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)5
生命科学
世界で最も読まれている物理学の基礎。名講義録 -
大昔、大学生のときにⅠ、Ⅱ、Ⅲと読みました。
専攻が化学で数学をきちんとやっていないため(そこそこはやったのですが、かけた時間が短すぎ?)、小難しい数式はパスしつつ一応読破しました。すべてを理解することはもちろん叶いませんが、それでも十分に物理を楽しめます。楽しさが伝わってきます!
「ご冗談でしょうファインマンさん」を先に読めば、ファインマン先生との距離がぐっと近くなり、物理の壁がより低くなるかもしれません。
また、竹内薫氏の解説本も、読み進めるための助けとなるでしょう。そちらもおすすめです。
物理を専攻している人の中ではこの本の評価は大きく分かれるようですが、私は好きです!気持ちでは評価は★★★★★ですが、如何せん読んだのが10年ほど前なので正当な評価とはいえないので★4つとしました。
*ピタゴラスイッチのDVDに収録されている作品の中でも利用されていた気がします。ただ、この本だったのか原書だったのかは記憶にないですが…。
. -
身近な例を含みつつ、電磁気学の基礎的な概念をうまく説明してくれる。
-
[ 内容 ]
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
もののことわり。これよんでおったてろっ!