パレスチナ ジェニンの人々は語る: 難民キャンプイスラエル軍侵攻の爪痕 (岩波ブックレット NO. 583)
- 岩波書店 (2002年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000092838
感想・レビュー・書評
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<a href="http://www.bk1.co.jp/product/2267606">パレスチナ ジェニンの人々は語る<br>難民キャンプイスラエル軍侵攻の爪痕</a><br>(岩波ブックレット 583)<br>土井 敏邦 著<br>2002.12<br><br><br>2002年4月のジェニン侵攻を覚えていらっしゃいますか?<br>現地で実際に起こっていたことの<br>ほんの少ししか報道されていなかったでしょうが<br>それでも吐き気を感じるくらい酷い出来事でした。<br><br>この本が出版され、すぐに買ったものの<br>余りもその頃の記憶が生々しくて、読み進められませんでした。<br>時は過ぎ、06年の夏。レバノンで同じような悲劇が。<br>その後、停戦に至った影で<br>パレスチナに対する攻撃がまた激化しています。<br>ここで腹をすえて読むことを決意しました。<br><br>…やはり最後まで読むのは辛かったです。<br>死者の数を誤魔化すのにも使う手口<br>「中に居る人ごと建物を崩してしまう」<br>「戦車で轢き殺し肉片にしてしまう」<br>等が、ここでも行われていたと証言されています。<br>同胞のイスラエル軍の衛兵にさえ<br>罵倒されるような唾棄すべき行為。<br><br>今もそれが繰り返されているのかと思うと<br>怒りで苦しくなってきます。<br>それでも「ここから忘れずに見ているから」と<br>せめてそれを伝えられたら…と<br>こうして取り上げさせて頂いてます。<br>そして援助も、可能な限り続けていきたいです。[06.11.14]
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