公立小学校の挑戦: 「力のある学校」とはなにか (岩波ブックレット NO. 611)

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  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000093118

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  • 大阪の布忍小学校の取り組み。同和地区があり教育困難校とみなされる(過去はそうだったらしい)小学校で基礎学力の高さ(分散も小さい)を達成。学級集団作り,教師集団作りの効果。

    1クラスを単純に2分割した少人数教育
    基礎学力を伸ばすための応用問題はしないのか
    教員が熱心で21時22時まで残って議論している。←これは・・熱心だけど,その教員の人生は大丈夫?

  •  ブックレットなので読みやすい!
    大阪にある布忍(ぬのせ)小学校は、社会的に恵まれた環境とは言えない。なぜなら、いわゆる同和地区と呼ばれる地域も学区には存在するからだ。
    しかし、当校の子どもたちは、学ぶ意欲にあふれていて、基礎学力も高い。
    その秘密は、次の点にある。
    ?集団づくりを意識した人間関係の在り方(『私たちがめざす集団づくり』)
    ?子どもたちのポテンシャルを引き出す
    ?学校全体で子どもを見ようとする教師たちのチームワーク

  • 客観的なデータと、1年間にわたるフィールドワークという、
    地に足付けた研究で明らかになった布忍小学校の教育。
    私の夢を具現化するためのバイブル的著書と言っても過言ではない。

    「布小にはスーパースターはいらない」というくだりは、
    私が以前に日記で書いたこととシンクロしている。

    ページ数は少ないが、公立学校のあるべき姿のエッセンスが、
    この本にはしっかりと凝縮されている。

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著者プロフィール

大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は教育社会学、学校臨床学。日本学術会議会員。主な著書は『マインド・ザ・ギャップ』(大阪大学出版会、2016)、『日本の外国人学校』(明石書店、2015)、『学校にできること』(角川選書、2010)など。

「2022年 『外国人の子ども白書【第2版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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