本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000109789
感想・レビュー・書評
-
ざっくりと言うと、日本の景観の醜悪さは建築基準法の運用のまずさである。
景気対策として誰かさんの言われるままに緩和としてきた結果である。
建築の形態を規制するのは建築基準法で、都市の景観を規制するのは都市計画。法の体系としては、まず都市計画法(用途地域)で大まかなコントロールをして、後の細々したことは建築基準法でカッチリとコントロールするという形をとっている。
建築を生業にしている人なら当たり前に知っている用途地域は、建築基準法ではなく都市計画法で定められている。
しかし、総合設計制度は都市計画法を飛び越えて(用途地域を飛び越えて)大規模な
建築を可能にする。それによって近隣からクレームがでる、そりゃ当然だ。
景観という考え方は日本の法律には無い。
そもそも良い都市とは何なんだろうか。そこから始めないとならないほどに日本は都市に無関心だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示