あれも家族これも家族: 個を大事にする社会へ

著者 :
  • 岩波書店
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220040

作品紹介・あらすじ

結婚する人のうち二割は、どちらか一方が少なくとも初婚ではない。20代から70代まで、一人暮らしの人が急増。お葬式やお墓は自分で決めたい…。子どもから高齢者まで、家族は多様化しており、変化の度合いは、ますます加速している。児童虐待や、ドメスティック・バイオレンスがしばしば報道されているように、家族の「いままで隠されていた」ところも明らかになってきた。そのような状況で、法律はどうなっているのだろうか。変化に対応しているのだろうか。また私たちは、何を知っておくべきで、どのようなことに気をつければいいのだろうか。さまざまな具体的な事例をまじえながら、子どもから高齢者までに起きている多様な変化、それに関連した法律、さらには世帯単位から個人単位へと向かう大きな流れまでを、わかりやすく語る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • (2008/3/2読了)「イエ」制度は、法律上は無くなっていても、日常意識、そして冠婚葬祭の場では根強く生きていることを痛感させられた本。いや、本当になあ、なんで「○○家ご婚礼」だったり「○○家ご葬儀」するんでしょうね。その人個人のじゃないの?

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1955年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。参議院議員、弁護士、学習院女子大学客員教授。弁護士として夫婦別姓選択制や婚外子差別、外国人差別、ドメスティック・バイオレンス、セクシュアル・ハラスメント、刑務所などの問題に取り組む。98年7月の参議院選挙で社民党比例区から出馬し初当選。2001年10月、社民党幹事長に就任。現在、環境・人権・女性・平和を4本の柱にすえて、国会内で活躍中。
著書に『使いこなそう! ドメスティック・バイオレンス防止法』『福島瑞穂の新世紀対談』『福島瑞穂の時代探検』(以上、明石書店)、『楽しくやろう夫婦別姓』(共編著、明石書店)、『あれも家族 これも家族』(岩波書店)、『裁判の女性学』(有斐閣)、『「憲法大好き」宣言』(共著、社会思想社)ほか多数。
http://www.jca.apc.org/mizuhoto/

「2003年 『福島瑞穂のいま会いたい いま話をしたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福島瑞穂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×