音と文明―音の環境学ことはじめ ―

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000223676

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  • 音の想像を絶する世界を知った+αでその複雑で曖昧そうな世界を実証のリングにひきづり出した点
    ◯デジタル(言語)脳;連続的な意味空間から離散的に概念を切り出し、それを記号へと圧縮翻訳し、さらに論理的・分析程な情報処理のフロー

  • アマゾンと都市の対比によって、都市に本来の人間の持つ、超越性、無意識、直感などの力を捉えつつ、それらを音として、取り入れるのは、ダイナミックで素晴らしいと思った。

    これは哲学書のように、読みにくいのは非常に残念。ここまで、文章は必要なのかと思う。この都市や、西洋の意識的な脳、お金や経済における左脳型の脳を否定するのなら、もっと、わかりやすくしても良いかと思った。音楽は、一般の専門だけが見るわけではないのに。

    でも、そんなことはあまりあるほどに、ダイナミックなものの捉え方には圧巻されて、ひどく感動を強いれられる。

    何よりも、どれだけ、自分たちが無意識に、本来ある人間の魂の喜びや、心の震えが生活にもたらせていないかとゆう不幸さに気付かされた。
    テレビで、アマゾンに住む部族を日本に連れてくるとゆう企画に不快を感じたが、アマゾンの部族の良さを見出すことができずにいたが、これで、アマゾンの部族の良さがわかった。
    良い書物は、意識を大きく開かせてくれる。
    これは、誰もが、全部を読まなくてはいいけど、心のままに一冊を読んでほしいと思った。
    単なる音響学の本を超えて、人類の私たちのことを教えてくれる、人間力が高まった本だと思った。


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