〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム――ケアの倫理とともに

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224109

作品紹介・あらすじ

ミニコミやオルターナティヴ・メディア、インターネットでの相互交流的な情報空間がますます活発化する反面、マスメディア・ジャーナリズムの衰退が顕著だ。本書は、排除され、見えなくされがちな女性、子ども、高齢者、貧困層、障害者、外国人等の視点と声を反映した「オンナ・コドモ」のジャーナリズムの豊富な実践例をふまえ、「ケアの倫理」とともにメディア社会をトータルに活性化するための方法を提起する。理念的考察と実践的提言を有機的に架橋する試み。

感想・レビュー・書評

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  • 文芸と論壇の「時評」筆者が対談 問われる「私」の意識:朝日新聞デジタル(会員記事)
    https://www.asahi.com/articles/ASP6C5SFQP69UCLV00Y.html

    Publications – 林香里研究室 東京大学大学院情報学環 / Kaori Hayashi, Media and Journalism Studies, The University of Tokyo
    http://www.hayashik.iii.u-tokyo.ac.jp/publications/

    〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b262484.html

  • 社会
    メディア

  • 自分の責任というベクトルはどこへ向けるべきなのか。『正義の倫理』という視点に対立軸として、『ケアの倫理』という視点を提示する。コミュニティーに属することが叫ばれる中、この『ケアの倫理』の考え方は持っておきたい。自己責任で物事を片付けられるのは、一部の人だけのように思われる。そして、それは自立した大人になることをやめる、ということではなく、大事にする価値観の違いだと思う。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 資料ID:98110915
    請求記号:070||H
    配置場所:普通図書(選書コーナー)

    「オンナ・コドモ」って言葉は、女性にとっては
    いい感じのしない言葉です。

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著者プロフィール

東京大学大学院情報学環教授、東京大学理事・副学長(国際・ダイバーシティ担当)。ロイター通信社、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員を経て、現職。専門はジャーナリズム、マスメディア研究。2016〜2017年ノースウェスタン大学、ロンドン大学、ベルリン自由大学客員研究員。著書に『メディア不信』(岩波新書)、『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム』(岩波書店)、『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス』『テレビ番組制作会社のリアリティ』(ともに大月書店・共編著)、訳書にドミニク・カルドン『インターネット・デモクラシー』(共訳、トランスビュー)などがある。

「2023年 『いいね! ボタンを押す前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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