がん患者、お金との闘い

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  • 岩波書店 (2010年1月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224994

がん患者、お金との闘いの感想・レビュー・書評

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  • 切なかった。抗がん剤がだんだん効果がなくなっていき、次々と新しいものを迷いながらも、受け入れていかないと命が続かない。命の値段って…何。考えると泣きそうになった。

    友人もどんどん新しい抗がん剤に進んで、分子標的薬の強い副作用で倒れてしまった…。

    私の周囲にも若くしてがんになり抗がん剤治療をし、もう有効な抗がん剤もなくなり、緩和治療、ホスピスに入り亡くなった友人もある。

    そのうちの一人は今までがんと分かり、「手術から抗がん剤治療までの掛かった金額で、家が買えるよ」と言ってた友人がいた。


    最後の最後に社会福祉協議会に行き「完治する病気が対象なんです」って門前払いに近い状態の時、読んでいて泣きそうになってしまった。

    がんも障害年金の対象になるって、この本を読むまで知らなかった…。線引きがあるって残酷だ。知らないと落ちていくばかりだ。

    私のがんのリスクはかなり高い。たぶん、抗がん剤治療しない。

  • 自分の医療保険を考える上で、参考になるかなと読んだ本。がん、病気というのは本当に辛もいものだ。30代の私と変わらない年代の人がこんなにつらい目にあうことがあるのだ。筆者は看護士で共働きだったのに、がんになってしまったことで、こんなに経済的にも追い込まれてしまう。健康が一番の財産であるから大切にしよう。
    ・がんで長期療養が必要になったときは、障害者の申請ができるというのは発見であった。
    ・筆者は五年で500万円を使いきって、その後も経済的に困ったと言っている。300万円くらいあれば何とかなると読んだことがあるが、全然足りないな。500-800万円くらいは、ストレスなくだせるような保険か貯蓄が必要ということか
    ・筆者はがんになってから、患者のために主張するという生き方を貫いた強い人。私にもなにかできるのかな。

  • いまや、2人に1人がガンにかかる可能性があると言われている。
    そして、最近は、ほとんどの場合、抗がん剤治療をする。
    それなのに、治療にどれだけお金がかかっているか?を知らない場合が多い。
    この本は、2010年の本のため、書かれている高額医療助成制度は少し古いものになっている。(本の中では、外来の場合、一旦、自己負担金額を全額負担し、3ヶ月後に限度額以外が戻って来ると記載されているが、2015年の現時点では、認定証を事前に手にしていれば、外来でも、限度額までの支払いで良いはず)
    ただ、この本で、私も初めて知った制度は、ガンが障害年金支給対象になるということ。
    これは、知らなかった。

    抗がん剤治療は、日進月歩で進んでおり、以前よりも「ガン=死」ではなくなったと思う。
    しかし、その過程には、想像もしていないお金がかかる。
    このため、家庭の経済状況の格差は、治療の格差、生存率の格差にもつながる。
    だからこそ、公的制度や、がん保険などの対応が必要だと思う。
    ガンは他人事。と思わず、事前にこのことを知っていれば、当事者になった時に、安心して治療ができると思った。
    この本は、少し古い情報もあるが、知るきっかけになる本であると思う。

  • 重要な指摘は、障害年金が癌患者に適応になるということ。抗癌剤に関しては、palliative なのか、根治的なのか、(線引きは難しいけれども)意識して区別すべき、ということ。
    登場する患者さんが30代、40代と若いことも注目すべきこと。

  • いろんな治療法が発明されたり、治療しない方が良いと言われたりと、がんに対するアプローチは、これからも変わっていくでしょう。ただ変わらないことは、がんと共に生きるために必要なお金は、膨大であるということは、変わらないと思う。

  • これは多くの人に知ってほしい本のひとつ。
    2年前の本だから高額療養費制度が通院に使えるようになるなど、変化がある。
    けれどがんになることで経済的な負荷がどれほどかかるのかを知るには十分すぎるくらいだ。
    この本を読むまで、抗がん剤治療で月10万円以上かかるなんて知らなかった。
    高額療養費制度や障害年金を受けられるけれども手続きにあまりにも時間がかかるなんて現状知らなかった。
    がんによって、経済的負担が大きくて、生活保護を受けるために離婚を選ばざるを得なかったり、莫大な治療費を払えずに死を選ぶ人が少なからずいることを知った。
    がんはもう2人に1人はなる時代。
    私たちはもっと危機意識と当事者意識を持つ必要がある。

  • がんはお金がかかると聞いていたけど、毎月薬代で5万も10万もかかるなんて知らなかった。
    より高度な医療を受けようとするとすればするほど負担は増える現実。
    自分があとどのくらい生きるためにお金をかけるのかを決めなければならないなんて、なんて厳しい選択なんだろう。
    高額療養費制度は素晴らしい制度だと思っていた。
    しかしその制度にも問題点があり、支援からこぼれ落ちてしまう人たちがいる現実を知った。

    私自身、身内をガンで亡くした。がんとお金の問題は決して他人事ではなく、考えていかなければならないと身に沁みて思った。
    必死に声を上げてくださったがん患者の方々が安らかに眠られますよう。
    心の中で感謝しながら、この問題について関心を持ち続ける。
    私の中で忘れられない一冊となった。

  • ガンになっても、貯金があったら大丈夫だと思ってた。
    でも、保険でフォローできない、定期的にうける抗がん剤がダメージきついんだなってわかった。


    がんになったら、障害年金月6万円が受給できるようになる。

  • 癌ってこんなにお金がかかるとは思わなかった。
    全国民に読んで欲しいと心から思います。国会議員や、官僚の方が早く動いて欲しいです。頑張ってくれた人のためにも、将来安心できる国にするためにも。

  • 知らなかった現実に、出会う。

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がん患者、お金との闘いの作品紹介

進化しつづけるがん治療の傍らで、治療費の負担に悩む患者は少なくない。離婚して生活保護を受けるか、治療を断念するか。働き盛りでがんを患い、経済的困難に直面した金子明美さんも、辛い選択に揺れ動いた一人だった。やがて明美さんは、患者会を結成し、病身を押して自治体や国へ訴えていく-。がん患者の肉声から、患者が直面する「お金」の問題に迫り、二人に一人ががんになる時代、誰が医療費を負担すべきかを考える。好評を博したテレビ番組、「命の値段 がん患者、闘いの家計簿」に新規取材を加えて書籍化。

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