虚業成れり: 「呼び屋」神彰の生涯

著者 :
  • 岩波書店
4.00
  • (2)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225311

作品紹介・あらすじ

ドン・コザック合唱団、ボリショイバレエ、レニングラード・フィルなどを次々に日本に呼び、全国にセンセーションを巻き起こした「赤い呼び屋」、神彰。彼は、日本が敗戦から立ち上がり、復興、そして高度経済成長時代へと突き進んでいた元気な時代をさっそうと駆け抜けた。短い栄光のあとの転落。そして再起。まったく何もないところから「幻」を追い求め、アイディアと度胸とバイタリティーで次々に実現していく神の生涯のたどり着く先は…興行の世界に身を置く著者が、共感を込めて追跡する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2004年3月7日毎日新聞書評

    大島幹雄さんの文章は『ボリショイ・サーカス』で読んだのだろうか、無類の面白さ!
    こちらも読みたいと思いつつ、積読約20年である。

  • 赤い呼び屋「神 彰」の波乱万丈すぎる人生を知る。 チャンレンジ魂の真髄!

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大島幹雄:1953年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部露文科卒業。ノンフィクション作家、サーカス学会会長。石巻若宮丸漂流民の会事務局長、早稲田大学非常勤講師も務める。著書に『海を渡ったサーカス芸人──コスモポリタン沢田豊の生涯』(平凡社)、『虚業成れり── 「呼び屋」神彰の生涯』(岩波書店)、『満洲浪漫──長谷川濬が見た夢』(藤原書店)、『〈サーカス学〉誕生──曲芸・クラウン・動物芸の文化誌』(せりか書房)、『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』(祥伝社)などがある。


「2021年 『日本の道化師 ピエロとクラウンの文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大島幹雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×