こんなときどうする?――臨床のなかの問い

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 44
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000229029

作品紹介・あらすじ

死がすぐそこに存在する臨床現場で長期に仕事を続けるには、きれいごとを並べるだけではうまくいかない。患者が次々に突きつけてくる難題を乗り切るためには、どうしたらよいのか。情のある医療を実践するためにも工夫された非情が必要とされることなどを指摘し、医療の常識を問い直し、医のあり方、人間の生について考察する。仲間としての医療関係者、病苦に苦しむ患者や家族へ贈る洞察と励まし。ホスピスケアを行う有床診療所を独力で開設し奮闘する医師が、36年間の医療実践を通して到達した医の思想を、豊富な具体例とともに語った滋味豊かな医学エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 臨床いう難しい内容。

    生命の倫理を13の和語で考える
    たっとぶ いつくしむ さする はぐくむ つつしむ
    ひらく わらう とまどう あやまる ゆるしあう いのる
    ほろびる ゆいる

    「必ずしもそうとは言えない」という考え方が大事

  • 穏やかな臨床医のエッセイ。読ませる文章を書く人だ。

  • 以前読んだ菜の花診療所はちょっと良い話って感じだったけど
    これは現実の厳しさやある意味汚さが描かれていてしみじみ
    共感できる部分があった。
    たいへんだけど逃げれない気持ちよくわかる。

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著者プロフィール

「野の花診療所」を営業する書き手が、永遠の謎である「死」を考える、いちばんやさしいデス・エデュケーション。増補として成人した夢二を追った後日譚を付す。

「2024年 『死ぬのは、こわい? 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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