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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
無印良品のデザインを手がけている原研哉さんの本です。 デザインとは何かという彼の考えを述べる部分から始まり、それまで手がけてきた仕事を順々と紹介しています。 松屋銀座のリニューアルオープン、無印良品、愛知万博など、有名な仕事が多いので、読んでいてなるほどそういう意図があったのかと納得させられます。 挿絵の写真も多くてレイアウトも素敵なので、とてもおしゃれな本だなとも思いました。 私... 続きを読む »
デザインってなんだろうともう一度考えてみるにはちょうどいい本。
本人がデザインしたもの以外にも、RE DESIGN展で他のクリエイターに依頼したものなど、ちょっとしたところにデザインが威力を発揮するものがあることは知っておきたい。
●デザインのデザイン ●デザインの役割 ・経営資源としてのデザインの運用:消費への欲望を産む「スタイルチェンジ」という役回りでデザインを重用した ・現在のデザインは、「今日あるものを明日古く見せる」ことに力を発揮している ・既存のデザインとの差異の中に、新しいデザインが表現しようとした切実なものが含まれている ・デザイナーの仕事は、物事の本質を把握し、それに相応しい情報の形を与え、最適な... 続きを読む »
白がものすごく好きな人という印象を持った。デザインとは、かたちをつくることではない。デザインはかたちをつくる考え方をつくること。本質を掴む感性と深い洞察力が必要なのである。だから、whyに対してbecauseと答える理論がないといけない。アートは内なるものをカタチにする自己表現。大雑把にまとめるとこんな感じだろうか。デザインひとつひとつに、感じてもらいたい深い狙いがあって、自分の感性も研ぎ澄まされ... 続きを読む »
松屋銀座、無印良品、愛知万博などのグラフィックデザインやプロモーションで有名な原氏による著書です。とても良かったです。初版はもう8年以上前になりますが、タイトルが示すようにデザインをメタ視点で論じた本であるため今読んでも全く色褪せていません。「アーツ・アンド・クラフツ」運動のデザインの歴史から始まり、著者が当時携わっていたリ・デザインプロジェクトや松屋銀座リニューアル計画、田中一光氏から引き継いだ無印良品、そして日本という地を通じてデザインの本質に迫る行程など、非常に盛り沢山の内容です。中でも、デザイナーには本質をつかむ感性と洞察力が重要で、その為に社会に対していつも覚醒している必要がある、という記述には感銘を受けました。デザイナー必読ですね。
「これがいい」でなく、「これでいい」。“で”の追求が、普遍性と合理性に繋がりスタンダードを生む。
無印良品のコンセプト、なるほどな。
マーケティングの話が一番個人的に面白かった。
あと、資本主義の先の話とかも。
それから、物質としての本の話も考えさせられる。
『デザインのデザイン』というタイトルがぴったりな本だと思った。
デザインというのは、所謂デザインされているものだけを指すのではない。普段我々が何気なく目にしているものの多くがデザインによってなされている。恐らく、我々は無意識でデザインを欲しているのだろう。だから産業革命が起きて大量生産が可能になった時、大量生産された製品に対してどこかつまらなさを感じ、デザインをしたのだろう。我々の生活はデザインによってなされているのだな。ということを痛感させられたような気がする。
第三章の「デザイナーは受け手の脳の中に情報の建築を行っている」という考え方が非常に腑に落ちた。一般的な五感に与える刺激はもちろんのこと、その対象となる人々の「内なる記憶」をも組み込んだ情報建築が必要。そういう発想は、自分の今の業務にも大変参考になる。どうやれば得意先を説得できるのかは、まさにデザインと同じ考え方が必要だな、と。
あと、第二章の「リデザイン」の発想は凄く面白い。周囲にある当たり前のモノに、違った視点からデザインを見直す。トイレットペパーを四角にする考え方なんかは、目から鱗というか、こういう考え方もあるんだなー、とワクワクした。
デザインを仕事にしている訳ではないが、色々と勉強になる一冊でした。
無印良品で有名な原研哉氏のデザイン論。この人のシンプルさと対話するデザインの考え方が好きだ。
シンプルで訴えるデザインってとても響くよね。
こちらはデザインの参考書というより、単純に読み物として面白そうだったので読んだ。
漠然とだが、デザインの行き着く先は「未来への希望」なのかもしれないなと感じた。
今の小手先だけのデザイン(世間はどうだか知らないが、自分の行動では、小手先だけでしかやったことない)では、未来を考えていない。「今をやり過ごすのみ」である。
読んでいてわくわくとする。面白かった。
「デザイン」とは、物事の表層をこぎれいに飾るのではなく、デザインを言葉にすること、誰かに伝えることを目的としている、というような考え方になるほどとうなずく。
巻頭にある、わかるということは、知っていたものを未知なるものとしてそのリアリティにおののいてみることが、もう少し深く理解するということには、非常に納得を覚えた。
デザインに共通して言えることは、物事を丁寧に観察し、そしてそれを読み解き、スマートと言えるような簡潔な言葉として伝えるようなことを指すのであろう。
デザインの歴史や、日本文化の地政学的視点など、非常に興味深い内容が多い。
デザインから、世界を読み解く、それはとても面白いように思われた。
個人的には、まちおこしに関する、「にぎわい」ではなく「たたずまい」が大切だという部分に共感した。
グラフィックデザイナー原研哉によるデザインに関する講義書といえる内容の本。 2003年と少し前の出版で、収録された実作の内容こそ古けれど、 氏のデザイン思想はぶれえないはずだ。 まず、デザインとは何か、歴史的背景を平易に解説した上で、モダニズムのその先と言える現代のデザインの世界の状況や潮流を説明する。その上で、リ・デザイン展でとりあげた他のデザイナーの作品を解説し、デザインには批評性が必... 続きを読む »
ありふれた物、一般的にほぼ完成されている物に変化を加える。
概念を崩す、違った視点から様々な物事を見てみようと思わせてくれる本。
個人的に面白いと思ったのが『マッチ』の話。
地面に落ちて、朽ちていくだけの小枝の先に火薬を付けて
もう一度仕事をしてもらう、という内容。
発想も面白いし、マッチもオシャレに見える。
デザインがないと世の中は淡白でつまらないと感じた。
何気なく目にしている物も、デザインを意識してみると
面白い発見があるかもしれない。
2が月ほどかけて少しずつ読みました。初めは難しい横文字が並び、専門用語が並び、なかなか進まなかったのですが、実例やデザインに対する未来への思いなどが語られていて、素晴らしいなと思いました。デザインを器と称する所なんかも好きです。スマートでカッコいい。無印の世界観も感じられます。とても心地よくて、また読み返したくなる本でした。

精密で美しい言葉が並ぶ一冊。





