ディエゴ・リベラの生涯と壁画

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (848ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000240314

作品紹介・あらすじ

メキシコ壁画運動を推進し、脱‐西欧美術の先駆的存在として活躍した20世紀メキシコの巨匠ディエゴ・リベラへの再評価がいま世界的に進んでいる。本書は、移動不可能な壁画作品を多数実地に調査し、断片的にしか紹介されてこなかった数々のリベラ作品を紹介(図版500点以上掲載)。美術界の動向をはじめ、時代的・社会的背景をしっかり押さえた上でリベラの全貌を描き出す。「ピカソ剽窃疑惑」「ロックフェラー・センター壁画破壊事件」など20世紀美術史上のスキャンダラスな事件や、トロツキーとの関わり、フリーダ・カーロをはじめとする数々の女性遍歴と生涯5度の結婚等、興味尽きせぬエピソードを満載。欧州、米国、メキシコを股にかけて活躍し、戦後日本美術界にも大きな影響を及ぼした作家の波乱に富む軌跡を浮彫りにする。メキシコ社会の階級性と人種問題、ナショナリズムとマルクス主義の相克、社会主義の実現といった観点から作家の思想に肉薄。美術批評の枠を超えたダイナミックな20世紀芸術論。

著者プロフィール

中南米・カリブ圏・ラティーノ美術史研究者。
1949年神奈川県鎌倉市生まれ。現在は静岡県御殿場市在住。
国際基督教大学卒。Bゼミ・スクール修了。ウニベルシダ・デ・ラス・アメリカス(メキシコ)大学大学院修了。
メキシコ国立美術研究所研究員などを経て現職は神奈川大学教授。
日本ラテンアメリカ学会会員、美術史学会会員、LASA会員、NALAC会員、スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会会員、など。
主な著書
『メキシコ美術紀行』(新潮社)、『ラテンアメリカ美術史』(現代企画室)、『メキシコ壁画運動』(平凡社)、『ニューメキシコ 第四世界の多元文化』(新評論社)、『キューバ★現代美術の流れ』(スカイドア)、和英対峙『現代美術演習』vols.I〜V(現代企画室)など。ほか共著、共訳書、論文など多数。

「2007年 『21世紀のアメリカ美術 チカーノ・アート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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