日本語に生まれて――世界の本屋さんで考えたこと

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著者 : 中村和恵
  • 岩波書店 (2013年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000242998

日本語に生まれて――世界の本屋さんで考えたことの感想・レビュー・書評

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  • 他の本も面白そう!『トカゲのラザロ』紫陽社、『キミハドコニイルノ』彩流社、『降ります さよならオンナの宿題』平凡社、『地上の飯』平凡社、『世界中のアフリカへ行こう』岩波書店

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    「すみません、本屋さんはどこですか。世界中どこにいっても、必ず訪れるのは本屋さん。南太平洋諸島からロンドン、エストニア、オーストラリア、どこへ行ってもそう訊きながらめぐり歩く旅の中で、見えてきた「日本語」の姿とは? ユーモア溢れる文章にのせて,世界の中の「私たちが今いる場所」へと、深い問いを投げかける。」
    『日本語に生まれて』moreinfo
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0242990/top.html

  • ことばについて考えさせられた。ことばと思考は繋がっている。ことばが違えば、文化も違うし表現も考え方も違う。
    翻訳が発達しているがために、日本は日本にいながら他の言葉を知らずとも他の国の情報をたくさん仕入れられる稀有な国だ。世界標準が広がっていくなか、これからの日本はどうなっていくんだろう。
    そして、紙の本が消えていくというのも、読んでいるとなんだか自然な流れな気がしてきた。遠くない将来、髪の本は「本好き」のための特別なものになるのだろう。

  • 図書館より

  • 今では大型書店にあまり足を運ばなくなったが、社会人になりたての頃、週末ごとに梅田の旭屋か紀伊國屋に立ち寄り、文字どおり財布が裏返るほど本を買っては、コーヒーショップで拾い読みするのが、なによりの楽しみだった。
    棚から棚をさまよい背表紙を眺めていると、見えない鍵が脳の襞の奥にある扉を次々と開けて栄養を注入してくれる気がするくらい、本は若い私の「ごはん」そのものだった。だって、本しかない時代だったんだもの。
    当たり前のことのように思っていたけれど、母語(日本語)で話し、読み、書き、学び、仕事もできてしまうというのは、地球上の国ぜんぶから見れば、貴重なことなのかもしれない。
    比較文学・比較文化を研究する、ほぼ同世代の著者は、トンガやマルティニーク、オーストラリア、エストニアなどで本屋さんを訪ね歩き、いろんなことを考察する。そしておわりには、「一冊の本が、頁の内に変わらぬ唯一の物語を閉じこめて何年も書棚でひっそりと読み手の手がのびてくるのを待っている、そんな景色は遠からぬ未来に終わりを迎えるのかもしれない。わたしたちは紙の本と町の本屋さんの時代の最後に立ち会っているのかもしれない」と書く。
    私もそう思う。だから、本の黄金時代に居合わせた幸運をかみしめて、これからも本を買い、本を読み、その豊かな世界を人と共有したい。

  • 朝日新聞の書評で出会う。当たり。著者は比較文化の大学教授、日本人女性、40代後半。仕事で東京、大阪、モスクワ、メルボルン、ロンドンなどに移り住んだほか、子どものころエストニアに住んでいたり。仕事で訪れる大小の国々で本屋さんを訪ねる。トンガ、ドミニカ、インド、オーストラリア、エストニア、、、。外国にいるからこそ実感する、「日本人、日本、そして日本語」の特殊性。「ひとつところにずっといなきゃとおもいこむのはばからしい。そのときの気分で、いろんな国籍になってみたり、どこか別なところへいってみたりできるほうがいい。(深沢七郎の人間滅亡の歌、に共感して)」「いろいろほっつき歩いて、帰らなくなる人もいる。帰っていく人もいる。すくなくともいまは、私は帰っていくつもりでいる。一番の理由はたぶん、日本語に生まれたから。」「日本人がおもうよりも日本人は日本人以外にとって、“異なる”人々なのだ、たぶん。」。。そのほか、「これ以上便利すぎ、はやすぎることを人々は本当に求めているのだろうか」「日本語でしか書かれていないものは、日本語がわかる人にしか発信しようがない、理解してもらいようがないということに何人の日本人が気づいているのか」など、どきりとする言葉にたくさん出会える。いい筆者を教えてもらった。これから、彼女の著作を読むのが楽しみ。久しぶりにぎゅっと集中して、1泊で読了。

  • 請求記号:024/Nak
    資料ID:50073813
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

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日本語に生まれて――世界の本屋さんで考えたことの作品紹介

世界中どこに行っても、必ず訪れるのは本屋さん。「すみません、本屋さんはどこですか」南太平洋諸島からロンドン、エストニア、オーストラリア、どこへ行ってもそう訊きながらめぐり歩く旅の中で、見えてきた「日本語」の姿とは?ユーモア溢れる文章にのせて、深い問いを投げかける。

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