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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000246804
作品紹介・あらすじ
仏教といえば「ほとけ」さまが浮かんでくるが、ブッダの時代は、悟りを目的とした「個」の宗教だった。それがなぜ大衆的な救済の宗教(如来思想)になったのか。日本人のよく知る「仏語」を手掛かりに、地域や時代を経る中、原点であるブッダ(インド思想)からなにが残され、なにが新たに託されたのかを読み解いてゆく。
感想・レビュー・書評
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インドで生まれた初期仏教は、ブッダ(覚醒者)になるために個人が努力する教えであった。釈迦はなぜ苦が存在するのかを解き明かしそれを消滅する道筋を明らかにした。それが四聖諦の法門である。その大本には縁起の教えがある。これあるによってこれありと。因縁果報である。釈迦はこの世界を五蘊(色受想行識)と見てる。人間の持っている感覚器官を経て知覚される世界である。この初期仏教から大乗仏教、中国仏教、日本仏教と伝わって、ブッダがほとけとなった。色即是空、空即是色の世界。否定することでそこから甦る世界だ。
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