MY DEAR BOMB

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  • 岩波書店 (2011年3月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248112

MY DEAR BOMBの感想・レビュー・書評

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  • 山本耀司の本。
    「黒の衝撃」を連想させる黒くした小口と装丁。
    レイアウトもかっこいい。

    第一章が自伝、第二章が彼のファッションに対する考え方等。

    第二章が面白い。
    感覚的なアプローチから論理的な思考プロセスまで色々な切り口でファッションを通した生き方について語っている。


    「いつしか、確信犯的なロックンロールが始まる。」

  • デザイナー・ヨージ ヤマモトのエッセイ。
    父親は幼いころに戦死し、母親が洋裁店を営みながら女手一つでヨージを育てた。母親は、いい大学を出て会社に勤めてもらいたいと望み、慶応大学に入れるが、本人は画家を志望していたという。大学時代にヨーロッパを放浪し、結局卒業後は就職せずに母親の洋裁店を手伝い始める。それならカッティングくらい学んで来いと、文化服装学園に入り女性に交じって洋裁を学ぶ。そんないきさつが前半に書かれている。
    後半は、ヨージの洋服やデザイン・ショーに対するポリシーが書かれていて、特にヨージ・ヤマモトのファンでなくても、日本を代表するデザイナーとしての彼に納得させられることが多い本である。
    出版社が岩波であることにも、ちょっと意外性があって面白い。

  • かっこいい。
    共感できる表現がたくさんある。

    ただし。
    同じ言葉で表されたとしても、
    彼がとらえているものと、
    自分がとらえているものとは、
    別次元なんだろう。

    重なるようでいてまるで届かない。

    こう生きられたらいいけど、
    こう生きられはしないし、
    こう生きようとしてもいない。

  • 山本耀司含め、デザイナーの自伝というモノに全く興味が無かったんだけど、頭の良いクラスメイトから夏休み前にオススメされたから読んでみた。

    感想としては、この人達(世のファッションデザイナー)が“カッコ良い”と思ってやってる事、書いてる事を、どうしてもカッコ良いと感じれない事。どこか彼等の作り出す魅力的“である”「欺瞞」が、どうしても薄い事に気づいてしまう。

    人々はもうある種の魅力的な“欺瞞”など求めていないと実感しているし、成熟社会に入り、人の求めるステータスは幻想から日常の充足に向かった。よってアイドルも、「会えない」から「会える」にシフトしたし、イケメンも「キザ」から「芸人と並ぶ」ようになった。ファッションだけ浮いて見える

    ファッションだけが未だに「会えない」状態にあるように感じる。話を広げれば、21世紀に入りインセンティブの形も大きくシフトした。アパレル業界で許容されてきたある種の「理不尽さ」も21世紀のインセンティブでは通用しなくなっている。ファストだけがインセンティブに適用した。

    最近のZARAの強制労働事件が発覚したように、黒い部分は浮き彫りになってきた。ブランドは「魅力的な欺瞞」などつけなくなった。誰も幻想を求めなくなった。(当時に思春期を過ごした人間は別)。それでもファッション業界の大部分はシフトしない。正確にはシフトの必要性に気づいてさえいない。

    シフトできない会社は下げれない最低レベルな給料を更に下げる以外に手は無いだろう。その先は言うまでもない。これからは卸業者の活躍も減るかもしれない。幻想からのシフトの出発点はブランド。どうなるんだろう。

    シフトしない場合の最悪のシナリオは想像できないし、案外シフトなしでも上手くいき続ける可能性があるのかも分からないけれど、シフトする事がこれからの新しい枠組みの基本を作る事になると考える。

    本の内容からはズレたけど、読んでてこういう事思ったー。

  • 「いつしか、確信犯的なロックンロールが始まる」(本章第2章より)。このコピーだけでこの本を読む理由は十分。「MY DEAR BOMB」ヨウジヤマモト

  • -

    展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 589.2//Y31

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MY DEAR BOMBの作品紹介

日本に生まれた一人の男・山本耀司、世界を舞台に翔るデザイナー・ヨウジヤマモト-その生と創作の本質が初めて明かされる。

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