- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000249515
作品紹介・あらすじ
娯楽映画・演劇・ポピュラー音楽・TV・出版など、アメリカのメインストリーム文化は、長きにわたりその魅力で世界中の人々を引きつけ、圧倒的な影響力を誇ってきた。しかし今、インド・中国を始めとするアジア諸国や、アラブ・中南米の国々がそれぞれの文化を世界に発信し、アメリカの文化的一極支配を突き崩そうとしている。世界三〇か国で一二〇〇人以上の関係者にインタヴューを重ね、世界文化戦争の現状をレポートする。
感想・レビュー・書評
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厚さ4cmで流行りの嵩高紙というわけでもなく2段組・・・年度初めの忙しい時期にはとても無理で投了。
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メインストリームはUSAの娯楽が世界標準となっていくということである。最初の部分は、USAのことなのでたいしたことはないが、後半からアラブとアフリカのことが書いてあり他の本ではないので注目に値する。オーストリアリアやニュージーランドには言及していないし、ベトナムやタイも見ていないので、一部分が不足であるが、中東とアフリカの一部がフランスから見たらということでは意味がある。イタリアとドイツが全くないのは、無関係ということであろうか。
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コンテンツは世界でどんなふうに商売に使われているか、という本。アメリカナイズだけの本ではなく、世界中のグローバルとローカルのうにうにと混ざったメディア戦争が書かれていて、ちょっと嫌気を覚えながらもまあまあ面白い。結論に、「沈みゆく国々?」として日本が少し紹介されている。 本文中の角川の社長の言葉の、「日本的であり続ける」ということが、まあ僕もそれでいいと思うのだけど、それがいわゆるガラパゴスといわれる所以か。そもそも、今度のクールジャパン担当大臣は、Jポップや漫画、アニメを技術とコンテンツの渾然一体、として理解し推進できるのか? なんだか世界に置いてけぼりをくって、悔しいやら嬉しいやら。
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週間読書人11月9日岡井崇之より