モノとわかれる! 生き方の整理整頓

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000252973

感想・レビュー・書評

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  • 収納アドバイザーはアメリカでは、生活オーガナイザー。
    ものを片付けるだけではなく、どんな生き方をしたいかを手助けする。
    本当はどう生きたいのか。
    「寄付箱」「6か月箱」「ゴミ箱」の3つ用意する。
    これを最後に来たのはいつか、今度はいつ着るつもりか。
    雑貨が多いリビングは、気ぜわしい。

    食品はすべて見える場所に置く。
    非常用食料は、カロリーメイトなど。
    健康食品も買い置きしない。

    本は図書館に寄付する。
    「たかもく本の街」とシャプラニールの「ステナイBOOK」
    買い物の心得は、よけいなものを買わない。
    食料は、1週間分の献立を考えて、まとめ買い。一万円。

    生活を複雑にするのは簡単だが、シンプルにするのはとても難しい。

    水を持ち歩く。

  • 配置場所:1F電動書架C
    請求記号:597.5||O 88
    資料ID:W0129612

  • ライフオーガナイズという職業が日本で一般的になる前の本。環境問題との関わりや、整理整頓の前に目的(どんな暮らしをしたいか)を考えることなどは、アメリカならではと思いました。

  • アメリカに行ってライフオーガナイズという考え方を知った著者。
    私たちと同じようにモノに溢れていたらしい。

    最初に仕分けをして、何度も知人にあげたり、ガレージセールをしまくったり、教会や慈善団体、被災地などに寄贈したりするというアメリカの文化に触れることができました。

    私自身は、フリマ、バザー、メルカリ、知人への譲り、保育園への寄贈は経験済みです。慈善団体などが引き出しにないので、今後視野に入れていきたいと思います。
    その場合、相手のことを想った状態の良いものを寄贈するのが思いやりだそうです。食料品のフードドライブなどもいいですよね。

  • 2013年2月11日読了。

  • 図書館で借りました。病院の待合の時間に、凄く集中して読みました。断舎離ブームの前に出版された本?なのでしょうけども、ものを手放すという点では似ている気がしました。しかし、何故か読みやすかったし、手にとってしまった。文章がお上手なのか、啓発本の類ではなく、緩やかに頭に入ってくる感じでした。この方の他の著作も読んでみたいと思いました。

  • いいなぁと思ったのは、マイアミに住む友人の生活。
    なるべく小さな家で、できるだけシンプルに暮らす。車は燃費のいい小型車。人間関係も慎重。気に入った少数の友人しか付き合わない。買い物もめったにしない。「生活を複雑にするのは簡単だが、複雑になってしまった生活をシンプルにするのはとても難しい」
    とりあえず、部屋を片づけよう。

  • 「あなたは一日を、どんなふうに過ごしたいですか?」
    まずは、この問いに対する自分の答えを見つけよう。
    そうすることで毎日の暮らしに一本の芯が通るのだ。

  • 請求記号:597.5/Oot

  • こんまりさんの、ときめく収納とか、
    断捨離とか、考え方は同じなんだなぁと。
    自分にとって、大事なもの、大切なものは何か、考えて、必要なものを必要なだけ、持っていればシアワセになれるっていう。

  • 学校の課題のために図書館で借りて読んだ本。

    わたしもこんな風に
    ものと向き合って、自分と向き合って
    生きていきたいと思った。

    整理整頓の本なのに
    優しいような
    あったかいような文章が
    とても印象に残った。

  • アメリカにはライフ・オーガナイザーなる職があり、どう生きたいのか相談しながら家の中を片付ける手伝いをしてくれるそうな。フムフム。
    書いてある内容そのものは決して悪くないけど、ツルツルと通り過ぎて頭の/心のどこにもひっかからない。

    片付けるということは、物理的に片付けることを超えて感性や価値観の領域なんですよ、と言う。そう書いてあるのでそうなんだ、とは思うものの、セクシーに響かない。あまり嬉しくなさそうに嬉しいと書いてある感じ。
    乾いた筆致で方法や情報が書いてあり、エッセイと実用書が長所を消し合うかたちで同居している。
    前後して読んだのが対照的なこんまりさんだったので余計にそう感じたのかもしれないが。

  • 6年前の本だけど、いま売れに売れているあの本に似ている。独自でいいな、と思ったのは死を想定して残された人に負担のないよう準備をする人のことが書かれていること。自分で家賃を払って家にモノを詰め込んでいるならそれは人それぞれ。でも自分が死んだらこれ誰がどう処分するんだろう?という視点はいつでも持っていてもいいものだと思う。

  • 生活オーガナイザーとの出会いから始まって如何に荷物を整理してきたかという本。
    きれいになった部屋代わりと良い感じなのでそれがカラーとかだともっといいのにと思いました。
    自分が(使わないけど)いつか使うかもなもの、とそれ以上に今それを必要としている人を天秤に掛けさせるのはいいと思う。
    それらの行き先なんかも載っているし。

    これからはもらい物は封を開けない方向で寄付品に回そうと思いました。

  • -

  • 09.01

  • 私たちは愛情=プレゼントだと勘違いしていないだろうか?モノを贈ることで愛情や友情を代替させていないだろうか?頂いたモノを捨てるのはしのびない。思い出の品々、いつか使えるだろうモノたちを思い切って見放すのには勇気がいる。生活を複雑にするのは簡単だか複雑になってしまった生活をシンプルにするのは本当に難しい。片付けようと思い立っても結局置く場所を少し移動するだけの私。本当はモノからも自由になりたい。アメリカには単なる整理屋さんとか収納カウンセラーではなく第三者の立場で冷静にクライアントの生き方や生活全体を見ながら整理のアドバイスをしてくれるビジネスがあるそうだ。自分らしい生き方に何が必要で何がいらないものなのかを見極めよう、たった今から。

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著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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