物語が生きる力を育てる

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著者 : 脇明子
  • 岩波書店 (2008年1月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000253017

物語が生きる力を育てるの感想・レビュー・書評

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  • 自分がいかに貧しい?読書をしてきたかが痛感させられた。
    そんな自分が図書館員として働いているのはある意味大きな意義のあることかもしれないなぁ。
    こどもたちを取り巻く環境は、あたしの子ども時代とさえ大きな隔たりがある。

    脇さんも言っていたけど、子どもたちに必要なのはもちろん実体験だと思う。
    それをする時間さえとってしまう読書推進活動ならいらない。

    本当にもっともなこと言ってると思う。

    でも、やっぱり読書を通して得られるものは多くって、その得られるものっていうのは本人に認識させなくていいところ何だと思う。
    だって、想像力かつくとかメタ認知能力が発達するとか意識して読んで何か身に付く訳ないもの(笑)

    実体験をベースにして、読書の可能性、図書館の可能性を実現していけるような環境を作っていけたらいいなぁ。

  • 本文より
    「人々は映像やゲームの形をとった物語を、あるいは、事件報道や噂話の中にひそむ物語を、貪欲に追い求め続けています。物語は確かに、時には私たちをなぐさめ、ときには勇気付け、ときには知恵を与えてくれる、大きな力があります。しかしその一方で、知らないうちに物語に踊らされ、視界をゆがめられ、心に毒を注がれていることも少なくありません。ネットワークの中で噂話が暴走する現代、その危険度はきわめて大きいものになっています。
    でも、そんな時代だからこそ、子供たちがその成長過程において物語に接すること、本を読むことには、やはり大きな意味があると思うのです。(中略)確かに子供の成長には実体験が何より大切ですが、物語による仮想体験にも、場合によっては、実体験では不足するものを補う大きな力があります。それどころか、質のいい物語には、今の子供たちから人間らしい輝きを奪っているこの社会状況そのものを動かしていく可能性さえ秘められていると思うのです。
    (中略)どんな本でもいい、どんな読み方でもいい、というわけにはいきません。」

    同感ですね。
    質jの良い読書が、正しい知性と心を作り守ってくれる力は侮れません。そして、これだけ書籍を含め情報が氾濫し、良い情報悪い情報が、amazonランキングに一緒に入っているような時代です。何でもいいというわけにはいきません。本を選ぶのも、書評を書くのも、問題意識と責任が問われる気がします。

  • 日本の昔話は“どんなに願おうと、努力しようと、天からの恵みが降ってこなければ幸せをつかむことなどできはしない、というのは、人生の苦くて厳しい真実”だということを教えているという文章にはっとした。たくさんの物語が紹介されていて、読んでみたいと思った。

  • 過去の著作内容の繰り返しが多いけれど、今作は新たな要素として「昔話」を中心に。
    昔話なら専門家の小澤俊夫さん『こんにちは、昔話です』の方が納得できるかな。

  • 自分は読書していないのかもなぁと思った

  • 今の世の中
    大人も子どもも
    みんな
    「急ぎすぎて」いないか、
    もっとゆっくり歩くことは出来ないか。

    進歩という名の
    快適な生活の中で
    大事なものを忘れていないか。

    そんなことを考えさせられました。

    ゆっくり味わって読むに値する本が
    減っているのも確かだなあ、と思う。

    一度
    話題になった「ハリーポッター」の本を
    手に取ったが
    読み進めることが出来なかった。

    なぜだかわからなかったけれど
    私にはこれは読めない、と諦めてしまっていた、
    その理由をこの本に教えてもらった。

  • またしてもメカラウロコ。
    たくさん本を読みたいワタシは速読しがち。
    ちゃんと想像しながら読んでるけれど…だめかしら。
    だっていっぱい読みたい…。

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物語が生きる力を育てるの作品紹介

子どもが本を読むことの大切さを語った『読む力は生きる力』は、多くの読者の共感を得た。本書では、絵本から本格的な物語へと移行する重要な時期に、なぜ昔話や民話ふうの物語がふさわしいのか、語り継がれ、読み継がれてきた「物語」にはどんなすばらしい力が秘められているのか、明快に説く。

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