- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000254250
作品紹介・あらすじ
漱石が遺した珠玉の小品『夢十夜』に名手近藤ようこが挑む。
感想・レビュー・書評
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最初『夢十夜』を読んだ時はあとがき同様漱石がこんな話を書く事に驚いたが、もっと不真面目で変な感じでいいのに‥と物足りなさも感じていた。(なんて上から目線!)今回は近藤さんの絵と黒を基調とした装丁が幻想的でより好きになった。
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漱石の、という先入観は捨てたほうがいい。近藤ようこの「夢」のかたち。この頼りない、線描が好きになったらやめられませんね。
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文章から自分が湧いたイメージと近い
一こま目の帽子を手に取るところからのアングルの始まり方。
三話の体に渦巻く魑魅魍魎の表現
七話の臨場感。
予想以上 -
漱石の同名作品を底本とした漫画化で、初出は第1夜から第8夜が岩波書店のWebサイトで、第9・10夜は書き下ろし。
原作とともにネットで読書会を計画したものの、本が届いた時には音信不通。。。 -
2019/9/1
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口承文学?
語りの方が幻想的だ -
さ い こ う か
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※
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夏目漱石「夢十夜」のマンガ化。第一話は強烈な印象に残っていたが、その他の話の印象は濃淡があり。崖から馬で落ちた話、パナマ帽の男の話、床屋で髪を切られながら外を眺める話。淡々とした描写に、不思議な後味、味わいを残してくれて、また小説の方も手に取りたくなる。