政権交代を超えて――政治改革の20年

  • 岩波書店
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000259231

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <内容>
    オーラルヒストリーの第一人者の御厨と、その弟子牧原、佐藤さんという「東大」教授の系譜による政治改革を振り返る作品。

    <感想>
    目新しい学術的な提起などはなく、「こんなものかぁ」といった感想しか無かった。別に悪い作品というわけではないが、既に既存の研究で触れられているのでこの作品が取り立てすごいという事ではない。ただ、三世代の学者による作品というのは面白い。
    他でもやってほしいが…いま、日本政治という現場に着目している学者が減っているので頑張ってほしい(現在の政治学がどうもアメリカナイズされすぎている感じがあって残念)

  • 政治学者の著者、御厨、牧原、佐藤の世代の異なる3人が、それぞれの世代の視点から細川内閣誕生から、民主党政権から自民党に戻るまでの20年間を、「政治改革」というキーワードでまとめている本である。

    内容は3部に分かれており、著者3人の座談会の第1部、20年間に登場した政治家へのインタビューの第2部、著者の3人のそれぞれの意見をまとめた第3部になる。

    インタビューした政治家には、亀井静香、小沢一郎、細田博之、谷垣禎一、塩崎恭久、岡田克也、辻元清美、松井幸治、湯浅誠のメンバーである。

    政治改革というキーワードで、昔の自民党の派閥政治もない中で何が必要なものなのか、小選挙区制による二大政党制が本当に正しいのか、歴史を踏まえて考えさせられることが多かった。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

東京大学名誉教授,東京大学先端科学技術研究センターフェロー

「2021年 『日本政治史講義 通史と対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

御厨貴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トーマス・セドラ...
國重 惇史
マシュー・サイド
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×