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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000259408
感想・レビュー・書評
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几帳面な描写が、ちょっとくどいと思うところもあるが、これが作者の人柄を感じさせるスタイルなのだろう。事件らしいこともない日常が生き生きと描かれているのがいい。
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どこにでもあるような毎日をモノクロでも淡々と描写してる。ズッシリした大作。20180423-58
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2014/9 この本は何?小説?日記?観察記?でも印象に残る不思議な本です。配電盤作る描写と日常の姿が淡々と描かれて、盛り上がりも何もない本なんだけど…
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時は昭和から平成へ。
南條拓は家族と共に茨城県の古河へと移り住む。
配電盤の製造工場での仕事内容など、何気ない日常が描かれている。
「この土地に越してくる気になったのも、そもそも近くに川があると思ったからだった」拓は渡良瀬の水辺へと向かった。
その川は一度死んだ。
明治時代に足尾の古河鉱業の製銅所が渡良瀬川に鉱毒を流したからだ。
川が持つ歴史も書かれている。
南條拓一家を見ていても、生きて行くのはしんどいと感じるし、苦しい事の方が多い。
でも、先が気になり最後まで止まる事なく読み進めた。