自分史ときどき昭和史

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著者 : 山藤章二
  • 岩波書店 (2014年2月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000259484

自分史ときどき昭和史の感想・レビュー・書評

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  • 世の中をナナメに見る
    というのは
    こういう見方なのでしょう

    話か゛あっちへ飛び こっちへ飛び
    いやはや その飛び具合が
    たまらなく面白い

    ご本人も 書いてらっしゃるけれど
    本論も さることながら
    〈余談〉が随所に現れる
    その 突拍子のなさも
    また たまらなく面白い

    最近 しばらく
    眺めてなかった 
    ブラックアングルに
    つい 手が伸びてしまった

  • 阪神ファンで松下系の会社にいた人だから
    関西人かと思ったら、目黒の人
    父親は結核でなくなり、母子家庭の末っ子

    イラストに文字入れたら越権行為と
    寺山修二から釘さされる

    自分スタイルの模索
    器用貧乏
    大学でレタリング、みっちり仕込まれる
    居酒屋兆治ではエンドロール全部手書き

    64 和田誠
    92 松下の広告は機能説明
    103 新幹線が出来るまで東京の新婚旅行は熱海・湯河原
    141 絵描きの名前が大きい挿絵

    149 全力坂
    151 寺山
    187 対談が収穫

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4000259482
    ── 山藤 章二《自分史ときどき昭和史 20140221 岩波書店》
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BB%B3%C6%A3+%BE%CF%C6%F3
     山藤 章二 イラスト 19370220 東京 /似顔絵・風刺漫画
    http://boketen.seesaa.net/
     
    (20140619)
     

  • ブログに掲載しました。http://boketen.seesaa.net/
    書いている自分を実況中継するー初めて見るスタイルの自分史


    山藤章二ファンにはたまらない一冊。

    もちろんこの手の本はファンだから読むわけで、山藤自身は「どうせ誰も読んじゃくれない」んだから、たった一人読んでくれそうな妻に向けて書くと言いきっている。妻の米子さんが山藤の最大のファン。

  • この語り口はとてもユニーク。ちょっと他にはない独自の一人語りになっていて、お話を聞くようにするする読んでいけた。山藤氏のこと、「思いつくまま」というご本人の言葉をそのまま受け取っていいわけではないだろうが、所々に<余談>として挟み込まれる世情のあれこれなども面白く、楽しく読んだ。

    自分の本棚を確かめてみたら、「笑いの構造」などの対談本や、「忘月忘日シリーズ」や、似顔絵を集めたものなど、結構たくさんの本を持っている。特に、流行作家と組んだ夕刊フジの連載は、文庫で出たものは全部あって、そうだ、愛読したものだったなあ。筒井康隆、野坂昭如、村松友視、吉行淳之介…、みんなあの挿絵の顔抜きに思い出せない。「私、小市民の味方です」なんか、本当に傑作だった。ブラックアングルや似顔絵塾も、目につけば楽しみに読んできた。

    そういう作品が生み出されてきた背景が語られていて、実に嬉しい。ちょっと斜に構えて権威をからかいつつ、からっと明るい反骨ぶりが、山藤さんの身についたスタイルだということがよくわかる。そういう「明るいスキャンダリズム」というか、「下卑た所のない下世話さ」というか、そういう空気を感じさせるものって最近はめったと見ないんじゃないかな。山藤氏が、かつての文春にあったおおらかな社風を懐かしんで書いている気持ちは、まったくの部外者にもなんだかよくわかるように思った。

    氏のバックボーンとなっている落語の語りもしばしば登場して楽しいのだが、ただ一つイチャモンをつければ、最後の最後にのせられている、あの世の談志師匠との(架空)対談は、うーん、残念ながらあまり面白くなかったです。

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自分史ときどき昭和史はこんな本です

自分史ときどき昭和史の作品紹介

喜寿を迎えるにあたって著者が思い立ったのは、「自分史を書いておこう」だった。といっても、当代一の戯れ絵師のこと。お馴染みの似顔絵同様、スパイスが効き、ユーモアあふれる自分史が出来上がった。絵を描こうと志したきっかけは?受賞歴多数のグラフィックデザイナーの職を捨て独立したわけは?山藤家にとって"幸運の女神"となる妻との運命的な出会いとは?山藤流イラストはどのようにして生まれたのか?「ブラック・アングル」「似顔絵塾」のロングランの秘密とは?などなど笑いあり涙ありの七十七年が、独自の一人語り調によって、思いつくまま自在に綴られている。落語「小言念仏」のご隠居さながら、しばしば話が横にそれるのも山藤流。当時の世相やデザイン・広告業界の動き、出会った人々の思い出なども交え、戦後の昭和を活き活きと描きだす。著者の魅力的な素顔が初めて明らかになる、愉快痛快な一冊。

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