聖なるものの「かたち」――ユーラシア文明を旅する

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000259514

作品紹介・あらすじ

聖なるもの…暮らしの中で抱く何ものかに対する畏敬と畏怖…祈りと願望のために為す造形の妙。本書は、広大なユーラシアを舞台に幾星霜をかけて埋め込まれてきた聖なるものの「かたち」の諸相を俯瞰しながら、地域や民族、宗教の違いを超えた聖なるものの地下水脈を丹念に掘り起こしていこうとする試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 哲学的探究ではなくて、文化人類学的アプローチ。
    思索ではなくて旅とタイアップしたエッセイ集のようなタッチ。
    色々な知識を得ることはできた。
    最後に、現代が「聖なるもの」から「俗なるもの」へ移行することを嘆いておられる。もっとも言いたかったことなのでしょう。

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著者プロフィール

国立民族学博物館名誉教授。比較宗教学、インド宗教思想史、仏教学。
1966年名古屋大学文学部大学院修士課程修了、1970 年ハーバード大学大学院Ph.D、1985年名大文学博士。1973年名古屋大学文学部助教授、1982年国立民族学博物館助教授併任、1989年名大および民博教授、1992 年総合研究大学院大学教授併任、愛知学院大学文学部国際学科教授を経て現職。
主著に『空の実践―ブッディスト・セオロジーⅣ』『ヨーガと浄土―ブッディスト・セオロジーⅤ』(講談社選書メチエ)、『ヒンドゥー神話の神々』(せりか書房) 、『ブッダから、ほとけへ 原点から読み解く日本の仏教思想』『聖なるものの「かたち」―ユーラシア文明を旅する』(岩波書店)、『弥勒の来た道』(NHK ブックス)、『仏教史 第1巻 仏教の源泉』『仏教史 第2巻 仏教の展開』(西日本出版社)など多数。

「2024年 『仏教学者、キリスト教徒の問いに答える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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