- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000259736
作品紹介・あらすじ
アンナは養い親のもとをはなれ、海辺の村の老夫婦の家にあずけられることになりました。そこで出会ったのは、金色の髪の少女マーニー。二人は毎日ひみつの遊びを楽しみますが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。-ふしぎなめぐり合わせを体験した思春期の少女の物語。巻末に、作者の長女によるあとがきと、河合隼雄「『思い出のマーニー』を読む」を収録。
感想・レビュー・書評
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イラストがあるのが読む情景を助けている。100分で名著で若者向けの本で取り上げられる予定の本である。もう図書館では書庫に入るようになってしまっている。イギリスの少女でひとくせもふたくせもある子供で、2人目の育ての親として海辺の農家に来た話である。
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映画よりも詳しくて、より世界に入り込めた。挿絵もすてきです。あなたがすきよ、という言葉のなかで、こんなに青みがかったすてきなやさしさを持つものはないと思う。
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アンナの内面が丁寧に描写されていてとても良かった
マーニーの人生を思うと悲しい
後半はリンゼー家が温かい
その家族との関わりと謎が解けていく部分は一気に読み進めるほど夢中になれた
ジブリ作品もよくできているが私はこちらを読んでとても良かったので、どうして舞台を日本にしたのだろうと思う。
暗い話の印象だったが、本を読んでやっとこの物語の良さがわかったのでうれしい。 -
きっかけは図書館の児童文学の棚を見た時。装丁が美しくつい手に取った。その後どうしてもこの本が忘れられなくて購入した。もうこのハードカバーの物は販売されていないらしいので、中古ではあるが手に入って良かった。
児童文学とはいえ、とても読み応えのある文章量だった。元々はイギリスの作品であるため、独特なセリフの言い回しが多々あり、普段日本文学としか接してない私にとってはちょっとクセのある文章だったのだが、それが良いアクセントとなり外国文学独特の世界観に浸ることが出来た。
素敵な数々のセリフが散りばめられている。その一つ一つをノートに書き留めておきたいと思った。 -
岩波少年文庫でお馴染みですが、
こちらの特装版は、落ち着いた紺碧のカバーに薄藍の栞で、
大人になってもずっと長く、物語の世界へ会いにいける一冊。
訳者も同じなのですが、こちらの方がより自然に感じられます。
作者の娘さんの文章、「作者あとがきにかえて」
河合隼雄さんの『思い出のマーニーを読む』も収録。 -
巻末の、臨床心理学者の河合隼雄さんの解説が大変わかりやすくて良かった。
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しめっち屋敷で暮らすことになったアンナ。そこで出会った謎の女の子マーニー。彼女に会ったことでアンナはどんどん人間として成長していく。しかしサイロに行った日をきっかけにマーニーの姿が見えなくなってしまい…
読んでいる読者までどこか成長させてくれる物語
(読プロ現役学生:すみれ) -
子ども向けの本でありながら、子供の心の成長をテーマにした深みのある作品。読み込むほど、テーマの深さと難しさを感じる。
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アニメで見た時よりも、詳しく書いてあった。 結局マーニーってなんだったの?妄想(?_?)