生きにくい子どもたち: カウンセリング日誌から (今ここに生きる子ども)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000260626

感想・レビュー・書評

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  • 心理療法の事例を読んで泣けたのは、この本が初めてです。涙が止まりませんでした。

  • 臨床心理士・岩宮氏が、カウンセリングの現場での体験を織り交ぜながら、子どもたちの心の世界に寄り添うための手掛かりを提示してゆく。

     拒食症を抱えるアリサという少女との、カウンセリングの日々の記録には、息詰るような緊迫感がある。
     著者は、
    「思春期は子どもとしての死を迎えること」
    と説くなど、本書には「死」や「異界」というキイワードが頻出する。
    そもそも筆者は
    「異界に入り込む面接のほうが性にあっている」ということで、岩宮氏はある種のシャーマンではあるまいか。そんな筆者のキャラも本書の魅力である。

  • まだ始めの方しか読んでいないのですが、体験系はどうも自分の心が揺らぎやすいようです。じっくりまた読みたいです。

  • 図書館所蔵【146.82IW】

  • 箱庭療法

    わからないよ…どうしたら普通に生きられるの?

    「わらわないのはわらいたいから
    だまりこくるのははなしたいから
    にくむのはあいしているから
    きょうにしかいきられないのに
    きょうだけではいきていけない
    きのうとあしたをむすぶおはなし…」
    これ以上どんな説明も不要。

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著者プロフィール

島根大学人間科学部心理学コース教授

「2020年 『こころを晴らす55のヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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