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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000264051
感想・レビュー・書評
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ともかく、フランス史の研究史をまーったく知らないので、なんか
こう、この本の奥にあるものを全然つかめずに、スカスカ空振りしつつ
手を突っ込んでいる、という感覚で読んでいました。
しかしそれでも、「社会史」っていうのがどういう考え方で70年代
後半くらいからだだーっと出てきたのかは、けっこうわかった気に
なりました。今まで全然知識がなかったもので。
にしても、収められている文章は70年代から80年代のものなのだけど
今読んでもどきっとすることがいくつもあります。
とくに僕は「政治史」をやっているから、ボロクソに書かれていて
余計に・・・まあ、政治過程史、あるいは階級史観じゃないから
いいやと、とりあえずタカをくくってはいるのですが。
20年あるいは30年近く経ったものなのに読んで面白い、というか
はっとさせられるような新鮮さを持っているのはすごい。
2005年になってsex pistolsを初めて聴いて衝撃を受ける、みたいな
ものだろうか。
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