新訳 紅楼夢 第1冊〈第1~16回〉

制作 : 高 鶚 
  • 岩波書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000286619

感想・レビュー・書評

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  • 第99回アワヒニビブリオバトル「大学・学校」で紹介された本です。オンライン開催。
    2023.5.13

  • 昔から黛さん大ファンです!たまに読みたくなる本です。

  • 「紅楼夢」に熱中した有名人は多く、紅迷(ホンミー)と呼ぶらしい。魯迅も毛沢東も。初めてチャレンジした。美少女が多いだけあって脚注を見ると王昭君、西施、楊貴妃などがたびたび登場する。美人の描写が魅力的。現代的にしたこともあり、賈宝玉を「宝ちゃん」林黛玉を「黛ちゃん」と読んだり、自然な訳に努めたと思うが、少しイメージが合わない点も多い。難しいもの。第5回で12曲の舞曲からなる「紅楼夢」が登場する。第6回の冒頭では、賈宝玉と年上の侍女襲人のやりとりが生々しく、楽しい。薛宝釵と母が賈家の屋敷(栄国府)に到着し、主人公が揃っていく。掉尾の解説が分かり易い。文革の時代にさえ禁書にならなかったとは信じ難い。

  • 中国古典小説の最高峰らしい。煽り文句に背中を押され読み始めたが、はじめの100頁ほどが苦しかった。登場人物が、それぞれ十分な描写もないまま、次々と入れ替わる。巻頭の系図や第3話末の屋敷平面図を常に見ながら、行を行きつ戻りつ読み進めた。ある程度系図が頭に入ってくる第8話あたりになると、物語も動きはじめ普通に読み進められるようになってくる。この第1巻ではまだ、一族の繁栄ぶりを描くところで終わっているので、物語としては次巻以降に期待するしかない。しかし、清朝時代の有力一族の生活風俗を知るには役立った。

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