古典講読 『平治物語』 (セミナーブックス・セレクション)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000287043

作品紹介・あらすじ

激動の中世の幕開けとなった平治の乱。その悲劇の顛末を流麗かつ雄勁に物語る『平治物語』には、王朝中心の発想から武家中心の発想へと、時代のなかで改変されていく人びとの意識が刻み込まれていた。その創造の秘密とつきない魅力を、待賢門の合戦、義朝の最期、常葉都落ちなど、名場面の読みをとおしてさぐる。

著者プロフィール

1945年、佐渡に生まる。早稲田大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授を経て早稲田大学文学学術院教授。現在、早稲田大学名誉教授。
主著に『平治物語の成立と展開』(汲古書院)、『平家物語の誕生』(岩波書店)、『岩波セミナーブックス・平治物語』(岩波書店)、『平家物語転読―何を語り継ごうとしたのか』(笠間書院)、『いくさ物語の世界―中世軍記文学を読む』(岩波新書)、『中世尼僧 愛の果てに―『とはずがたり』の世界』(角川選書)など。

「2017年 『「平家物語」という世界文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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