宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻 (岩波科学ライブラリー)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000295949

作品紹介・あらすじ

新薬候補が有効かどうかはどのようにして決まるのか。生命が関わるだけに、服用結果の単純な比較だけでは安心できない。バイアスや、たまたま効いた偶然性などの影響はどこまで排除できるのか。ちょっとおちゃめな宇宙怪人しまりすくんと、医療統計の基本や検定で大切なことを徹底的に学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 割合の差の検定=P値が5%以下なら有意。
    P値は、プロバブリー値=確からしさの値。
    片側P値が2.5%より小さいか。

    統計的に有意でなくても、対象者数がやたら多いと、意味があることになってしまう。

    平均値の標準偏差のことを標準誤差という。

    統計的に有意と判断できる可能性のことを検出力という。80や90%欲しい。これでサンプルの数を決める。

    バイアスに注意する。
    ブロックランダム化=ブロックに分けてその中を分ける。人数が等しくなる。

    途中で飲むのをやめた人も飲んだ人の数に入れる=不利になるほうに加算する。

  • 数学
    サイエンス

  • 検定はαエラーを減らす方にはすごく配慮をしているのですが、βエラーは全然減らないというか、当たり前ですがトレードオフなのだなぁと思いました。

  • 勉強になりました。

  • しまりすくんは今度は統計の検定を学ぶらしい。どのように検定するかで結果が変わるところがあるらしいから注意しないと。

  • 配架 : 2F 閲覧室1 WA 950 / 2012

  • 初学者が陥りやすい統計的検定のワナを、数式のない物語形式で学ぶ。

  • わかりやすそうで、わかりにくい。
    統計は、やはりきちんと学ばないと難しいなあ。

  • 新薬候補の有意さなど統計わかりやすく解説したもの。

    この分野を物語風に設定し、わかりやすく解説しようとした点はすごいが、やっぱり内容は難しい。

    しかし、検定数の関係で有意さが出ればなんでもよいというものではないというのは、目からうろこでした。

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著者プロフィール

京都大学

「2021年 『これからの薬剤疫学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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