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- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000296243
感想・レビュー・書評
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放射線を測るといっても、実際に何を測っているのかを知らないと、出てきた数字の意味がわからなくなってしまう。
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放射線を測定することの難しさが伝わってくる。なぜ放射線を測定することが難しいのかをひと通り説明した後は、実際にどのようにして測定をしているのか順を追って説明している。測定したい放射性物質に合わせた測定機器の用意、試料の下準備、測定により得られたスペクトルの数値化、そして妥当性の確認と非常に手間がかかる作業であることが示されている。数値の妥当性については、市民測定所では機器の校正が不十分であることが多く、また正しい測り方をしていないため数値に疑問があることが指摘されている。あくまでも目安、あるいは絶対値ではなく相対変化を観察することを目的とするべきであるとの指摘はたしかにそのとおりである。