- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000610339
作品紹介・あらすじ
長期経済推計の碩学による、これまでの研究の集大成であり最後の書。第1部では、世界各地域の実質GDPの歴史統計に基づき、西暦1年から2003年までの世界経済史の輪郭を描きだす。第2部では、数量的経済分析の研究史とそこでの論争を紹介し、第3部では、これまでの長期推計を基に、2030年の世界経済を大胆に予測する。
感想・レビュー・書評
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【目次】
謝辞 [v-vi]
目次 [vii-ix]
序説と要約 001
世界経済発展の輪郭 002
マクロ計測の歴史 006
来るべき事態の姿 008
第 I 部 世界発展の輪郭 紀元 1~2003 年
第 1 章 ローマ帝国とその経済 013
古代世界の登場者 013
ローマ帝国建設成功の原因の基本的特徴 016
イタリア半島の征服,紀元前 396~191 年 021
ローマ帝国建設の過程 023
帝国の崩壊 040
ローマの人口 044
ローマの所得 060
第 2 章 西ヨーロッパの復活とアメリカの転形 091
西はなぜ,また何時富裕になったのか? 091
1820 年以降の西諸国の成長加速を説明する推進力 096
需要と雇用の構造変化 098
アメリカのヨーロッパ的転形,1500〜1820 年 114
第 3 章 アジアと西の相互作用 1500~2003 年 143
ヨーロッパとアジアの相互作用,1500~1820 年 144
アジアとの貿易のヨーロッパへの影響,1500~1820 年 148
ヨーロッパのアジアへの影響,1500~1820 年 150
第 4 章 イスラムとヨーロッパがアフリカの発展に与えた影響 紀元 1~2003 年 233
序論 233
7 世紀以前のヨーロッパの北部アフリカへの影響 236
イスラムによる征服とその意味するもの 239
イスラム国家としてのエジプト 246
マグレブおよび金と奴隷のサハラ越え貿易の開始 264
モロッコ王朝の性格変化とそのヨーロッパおよびブラックアフリカとの相互作用 267
ブラックアフリカとイスラムの影響 274
ヨーロッパのアフリカとの出会い 278
1820 年から 1960 年までのアフリカ 290
脱植民地のアフリカ,1960 年以後 297
補論:十字軍,1096~1270 年 304
第 II 部 マクロ計測の進歩
第 5 章 マクロ計測の先駆者たち 政治算術学派と歴史人口学者 317
ウィリアム・ペティ(1623〜87) 318
ジョン・グラント:最初の人口統計学者(1620〜74) 327
グレゴリー・キング(1648〜1712)とチャールズ・ダヴナント(1656〜1714) 330
パトリック・カフーン(1745〜1820) 360
フランスの政治算術,1695〜1707 年 362
19 世紀と 20 世紀前半のマクロ計測 367
第 6 章 現代のマクロ計測 われわれはどこまできたか? 375
1950 年以後の経済政策の道具としてのマクロ計測の発展 376
1820 年以降の世界経済成長の数量化と解釈 384
重商主義時代の経済実績,1500~1820 年 392
近代化のルーツ――「テイクオフ」か長期の「見習い修行」か 402
補論 1〜3 403
第 III 部 来るべき事態の姿
第 7 章 2030 年の世界経済 427
人口の予測と人口統計学上の特徴の変化 427
1 人当たり GDP の予想の基礎となる想定 429
経済成長,エネルギー消費,炭素排出量,地球温暖化の関係 442
気候変動の影響 458
京都議定書 460
気候変動に関する貴族院の報告 460
気候変動の経済学に関するスターン報告 461
地球温暖化についての結論 465
付録統計 473
付録統計A 473
付録統計B 日本,英国,米国の成長計算の構成要素,1820~2003 年 483
解説にかえて(斎藤 修) [487-494]
訳者より [495]
索引 [497-503]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しくて読めず・・・
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展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 332//Ma25
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332||Ma