希望の鎮魂歌――ホロコースト第二世代が訪れた広島、長崎、福島

制作 : 早川 敦子 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000611893

作品紹介・あらすじ

ホロコーストを生き延びた両親のもとにポーランドに生まれ、一三歳で北米に移住した作家エヴァ・ホフマン。親世代の苦痛と喪失の経験を受け止め次代へとつなぐ第二世代の課題について思索を重ね、多くの共感を得てきた。そのホフマンが東日本大震災後の日本を訪れた。広島・長崎で被爆者や被爆二世と交流し、福島で詩人若松丈太郎、アーサー・ビナードと詩作を行い、若者たちに向けて講演をし、さらに、長崎の被爆二世である作曲家大島ミチルと対話をする。ホフマンの日本へのメッセージ。

著者プロフィール

1945年、ユダヤ人の両親のもとにポーランドのクラクフに生まれる。13歳でカナダに移住。アメリカのライス大学で英文学を学び、ハーバード大学大学院で博士号を取得。1979年より1990年まで『ニューヨーク・タイムズ』の編集者として活躍。1989年にノンフィクションとして高い評価を得た自伝Lost in Translation: A Life in a New Languageを出版し、作家生活に入る。代表作『記憶を和解のために――第二世代に託されたホロコーストの遺産』(2004、早川敦子訳、みすず書房2011)のほか、小説The Secret (2001)、『シュテットル――ポーランド・ユダヤ人の世界』(1997、小原雅俊訳、みすず書房2019)、Illuminations (2007)、『時間』(2009、早川敦子監訳、みすず書房2020)、How to Be Bored (2016)、東日本大震災後の日本を訪れ、メッセージを託した『希望の鎮魂歌――ホロコースト第二世代が訪れた広島、長崎、福島』(早川敦子編訳、岩波書店2017)など。現在イギリスに在住。

「2020年 『時間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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