ニッポン放浪記――ジョン・ネイスン回想録

  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000612340

感想・レビュー・書評

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  • 三島由紀夫の評伝や大江健三郎の翻訳で知られるジョンネイスンの自伝。

     この人の別の著書「日本崩壊」Japan Boundもよんでいたので、興味深く読めた。安部公房、勝新太郎、勅使河原宏などとの交流も面白い。日本語の読解力があり、評伝、翻訳、映画制作、CM制作なんでもこなす、賢く、器用で、エネルギッシュである。
     結婚も2回、仕事もいろいろ、求められれば男芸者のようにほいほい出て行く。まるでジェットコースターのような人生。いやー、参った。
     この本の最後の方にでてくる講演会でサインをもらった時のことを思いだした。

  • とんでもなく素晴らしくて、ハチャメチャな失敗の連続といってもいいような人生の物語。三島由紀夫や大江健三郎、安部公房と友達付き合いをし、黒澤明にも面識があって、ハリウッドの世界で映画を作り、いくつかの大学で教授として日本の現代文学も教えた人。それだけでも、十分期待が持てるはず。でも、それ以上。

ジョン・ネイスンの作品

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